最近、新階級に挑んだジャロン・エニスだが、アメリカでのファン層を広げる助けとなったプロモーターとの関係は維持されることになった。
エディ・ハーン率いるマッチルーム・ボクシングは金曜、元統一ウェルター級王者のエニスが同社と複数試合・複数年にわたる新契約に合意したと発表した。28歳のエニスは、長年のプロモーターだったキャメロン・ダンキンが2024年1月に死去したのち、同年春にマッチルームと最初の契約を結んでいた。
1年間のブランクを経たエニスは、その後の9か月間でマッチルーム主催の興行で3試合をこなした。
そのうち2試合は、NBAの76ersとNHLのフライヤーズの本拠地であるウェルズ・ファーゴ・センター(フィラデルフィア)で開催され、いずれもメインイベントとして登場。どちらの大会も観客数は1万人を超えた。
エニス(34勝無敗、30KO、1ノーコンテスト)は、2024年7月のロシア人
デビッド・アバネシャン戦、同年11月9日のウクライナ人カレン・チュカジアン戦ともに大本命と見なされていた。
ハーンは、ジュニアミドル級初戦に向けて、エニスおよびそのチームと複数の対戦候補について話し合っているが、秋に予定されている次戦の相手はまだ決定していない。
Keith Idec は『ザ・リング』上級記者兼コラムニスト。X(旧Twitter):@idecboxing