ジャック・キャタロールと
ハーレム・ユーバンクは、7月5日にマンチェスターのAOアリーナでウェルター級戦を行う契約を最終調整していることが『The Ring』の取材で明らかになった。
チョーリー出身のキャタロール(30勝2敗、13KO)は、今年2月にコープ・ライブ・アリーナで行われたアーノルド・バルボサ・ジュニア戦で、僅差のスプリット判定負けを喫したのが直近の試合である。
ワッサーマンの旗の下、ここ数年チャンネル5の放送を通じて名を上げてきたユーバンク(21勝0敗、9KO)は、3月に
ブライトン・センターで行われた試合でタイロン・マッケンナを10ラウンドTKOで下した。
キャタロールはバルボサ戦での敗北以来、140ポンド級および147ポンド級で再び浮上するためのビッグネームとの対戦を求めており、ユーバンクはまさにその絶好の機会となる相手である。
ユーバンクは
クリス・ジュニアの従兄弟であり、試合の際には叔父であるクリス・シニアがリングまで付き添うことが恒例となっている。彼の試合は地上波テレビで放送され、何百万人もの視聴者を集めてきた。
65,000人以上の観衆がスパーズ・スタジアムに詰めかけた世代を超えた一戦は、世界中で62万件のペイパービュー購入数を記録した。
そして今度は、31歳のハーレムがユーバンク家の名をさらに歴史に刻む番である。
しかしキャタロールは、リング上で巧みに動き、対戦相手にとって非常にやりにくい技巧派であり、ユーバンクにとってこれまでで最も厳しい試練となる相手だ。彼はホルヘ・リナレス、ジョシュ・テイラー、レジス・プログレイスといった強豪に勝利しており、2022年2月のテイラーとの初戦では、極めて物議を醸すスプリット判定によって敗れたものの、本来なら140ポンド級の4団体統一王者になっていたはずだという声もある。
ユーバンクはチャンネル5での活躍を通じてその知名度を飛躍的に高めてきたが、これまでの主な勝利はマッケンナ、ティモ・シュヴァルツコプフ、イシュマエル・エリスといった格下の相手に対するものだった。
キャタロールのマネージャーであるサム・ジョーンズは、
4月初旬に『ザ・リング・マガジン』の取材に対し次のように語った。「ハーレム側が会議を行ったのは知っているし、こちらもごく簡単な話し合いはした。ただ、ジャックにとって正当な金額でなければ話は進まない。こちらが考えるジャックの価値に見合った条件が提示されれば、次戦でこの試合をやるのに何の問題もない。」
そして現在、その交渉は最終段階に入っており、正式発表が間近に迫っているようだ。