アンディ・クルスは、延期された東京2020オリンピックでキューバ代表として金メダルを獲得するなど、輝かしいアマチュア実績を引っ提げて、プロの世界に大きな期待とともに足を踏み入れた。
急成長を遂げてきた無敗のクルスは、DAZNで配信されるラスベガスのフォンテーヌブローで、
無敗のIBFライト級王者レイモンド・ムラタラと対戦し、これまでで間違いなく最大の試練に臨む。
30歳のクルス(6勝0敗、3KO)は、前戦のIBF王座挑戦者決定戦で三代大宏を2度ダウンさせ、
5回TKO勝ちを収めて指名挑戦者の座を確固たるものにした。2023年にプロ転向したクルスは、
『The Ring』誌のライト級ランキングで5位に位置している。
一方、カリフォルニア州フォンタナ出身のムラタラ(23勝0敗、17KO)は、5月10日に
ザウル・アブドゥラエフを一方的な内容の判定で下し、IBF暫定王座を獲得した。ザ・リング誌ライト級ランキング3位の29歳ムラタラは、元3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコが引退を表明して王座を返上したことにより、正規王者へと昇格した。
前戦:6月14日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・シアターで三代大宏を5回TKOで下した。
オッズ:ドラフトキングス・スポーツブックによると、ムラタラが-275のオッズで大きく有利とされている。
クルスはどう勝つのか? クルスにとって最大の武器はジャブと右ストレートであり、ムラタラから王座を奪うためには、この2つを安定して当て続ける必要がある。
クルスは距離を保つため、あるいは右ストレートにつなげるためにジャブを使う。右ストレートは、相手の攻撃に対するカウンターなど、さまざまな形で繰り出す。
もしクルスがムラタラのジャブに右ストレートを合わせて封じ込めることができれば、現王者の攻撃はより予測しやすくなる。それはまた、右アッパーを含む他の重要な武器を成功させるための土台作りにもなる。
フットワークと距離のコントロールも、クルスの成功には不可欠だ。彼は距離外に出るためにそれを大いに活用しており、ムラタラに攻め急がせることができれば、フットワークを生かして罠を張り、強打を当てる展開に持ち込める。そうなれば試合の主導権を握り、初の世界タイトル獲得に近づく。
クルスが勝てば何を意味するのか? プロ7戦目で世界王者になること自体が驚異的であり、しかもムラタラ級の相手を倒して達成するとなれば、なおさらだ。
ムラタラに勝利すれば、シャクール・スティーブンソンがライト級に戻る予定がない場合、クルスが世界最強の135ポンド級だと主張する十分な根拠を持つことになる。プロキャリアがまだ浅いクルスは、潜在能力の一端を見せているに過ぎず、今後長くこの階級の頂点に立つ存在になる可能性がある。
関係者の声:「(ムラタラは)思っているほど簡単ではないと分かるはずだ。リングに上がるとき、私は彼が持ち得るどんな挑戦よりも自分のレベルが上だと信じている。才能だけでなく、これまで積み重ねてきた努力のすべてが完璧だと信じている。リング上での私の知性が、彼が持ち込むものを無力化するだろう。だからといって、彼が良い選手ではないと言っているわけではない。彼は良い選手だ。ファンにとって非常に面白い試合になると思うが、結末はいつもと同じだ」。
放送/配信:ムラタラ対クルスは
、東部時間午後8時(太平洋時間午後5時)から
DAZNでライブ配信される。