ニューヨーク —
アンディ・クルスは土曜の夜、ライト級タイトル戦に向けた野心的な歩みを続ける。
キューバ出身のオリンピック金メダリストであるクルスは、マディソン・スクエア・ガーデン内のシアターで行われた12ラウンドのIBF挑戦者決定戦で、勇敢な日本の伏兵
三代 大訓を4ラウンド以上にわたって打ちのめし、レフェリーのエリック・ダーリが試合を止める。
よりスピードがあり、切れ味鋭く、パワフルなクルス(6勝無敗、3KO)は、第3ラウンドに三代(17勝2敗1分、6KO)を2度倒し、第5ラウンドにレフェリーのダーリが間に入って試合を止めるまで、力強いパンチで圧倒的に優位に立ち続ける。
初めてKO・TKOで敗れたミシロは、試合終了時には立っていた。ダーリは、DAZNの共同メインイベントとして放送されたこの試合を、リチャードソン・ヒッチンズがジョージ・カンボソスJr.と対戦する12ラウンドのメインイベントの前に、1分13秒で正式にストップする。
三代に勝利したことで、クルスはIBFライト級ランキングの1位に浮上する。試合前、クルスは
レイモンド・ムラタラのタイトルに対するIBFの指名挑戦者ランキングで3位に位置し、三代はその2つ下の5位だった。
クルスは一方的な第5ラウンドで、ほとんど防戦一方となった三代を左右のパンチで圧倒する。
第3ラウンドに2度倒された後も、三代 は第4ラウンドで反撃を試みる。しかしクルスは依然として強烈な右を中心にダメージの大きいパンチを当て続け、三代 も簡単には引かない強い意志を示す。
第3ラウンド開始から1分足らずで、クルスの右が三代 を後退させ、さらに別の右がダメージを与え、続けざまの右でミシロを残り1分16秒の時点でダウンさせる。
三代 はダーリのカウントに応じて立ち上がるが、クルスはなおも攻め続け、ラウンド終了間際に再び右でダウンを奪う。ミシロが再び立ち上がると、ダーリは試合続行を許可する。
第2ラウンド残り約30秒、クルスの連打が一時的に三代 のジャブを封じる。
Keith Idec はザ・リング・マガジンの上級記者兼コラムニスト。X(旧Twitter)では @idecboxing で連絡を取ることができる。