ラモント「ザ・リーパー」ローチ(25勝1敗2分、10KO)は、WBAライト級世界王者ジャーボンテ「タンク」デービス(30勝0敗1分、28KO)との対戦で引き分けとなった結果について、不当な判定だったと考えている。
両者は土曜夜、ブルックリンのバークレイズ・センターで12ラウンドを戦い、マジョリティ・ドローとなった。
第9ラウンドには大きな議論が巻き起こっている。デービスが自ら膝をつき、その後コーナーへ戻って目のグリースを拭いてもらった場面だ。この自発的な膝付きがノックダウンと判定されていれば、2人のジャッジのスコアカードがローチに有利に傾いていた可能性がある。
1人のジャッジは115-113でデービスを支持したが、他の2人のジャッジはともに114-114の同点スコアをつけた。
「この判定には少しがっかりしている」とローチは試合後に語った。「自分が勝ったと思っている。これが熟練したファイター同士の戦いだ。お互いの技術を見せ合ったが、間違いなく俺が勝ったと思う。でも、再戦することもできる。」
「これは俺にとって日常だ。嘘じゃない。俺はこういう人間なんだ。ずっとトップの一人だと思ってきたし、ここでそれを証明した。ジャーボンテは素晴らしいファイターだ。彼には感謝しているよ。俺を疑っていた奴ら、くだらないことを言っていたフェイクなボクシングメディアやファンに見せつける機会をくれたからな。シナリオは完全にひっくり返った。今夜勝てなかったとしても、俺は勝ったと思っている。でも、それだけでは満足できない。本物の“W”が必要だ。」
「あれはノックダウンと判定されるべきだった。もしあれがノックダウンなら、俺が勝っていた。彼はグリースが目に入ったと言っているが、膝をついてレフェリーがカウントを始めたなら、それはノックダウンになるはずだ。でも、もう仕方がない。俺はそのノックダウンに頼って勝とうとしたわけじゃない。ただ、自分が勝ったと思っている。だから絶対に再戦したい。みんな楽しんでくれたなら嬉しいよ。俺を愛してくれる人も、憎んでくれる人もありがとう。またこの大舞台に戻ってくる。そこが俺の居場所だからな。」