元ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキンは、カネロ・アルバレスとの激しい三部作が2022年9月17日に完結して以来、試合をしていない。

ゴロフキン（42勝2敗1分、37KO）はその後、アマチュアボクシング界のプロジェクトを率いる立場へと移行しており、先月にはWorld Boxingの会長職への立候補を正式に表明した。投票が日曜日にローマで集計された際に、自分がその座にふさわしいかどうかが明らかになる。

「トリプルG」ことゴロフキンは、4月で44歳となり、2026年の国際ボクシング殿堂の選考対象にもなるが、リングへの復帰を否定してはいない。

ゴロフキンはBBC Sportにこう語った。「おそらく、もし自分の立候補が成功すれば、ボクシングを終え、キャリアを終えたと正式に発表することになるだろう」。

「とはいえ……可能性は常にある。自分は常に体を維持し、アスリートとしての生活を送っているので、再び戦うという選択肢が完全に消えるわけではない」。

近年、ゴロフキンはカザフスタンの国家オリンピック委員会の会長を務め、World Boxingのオリンピック委員会の議長としても活動している。

一時はロープ際に追い込まれたかのような状況にあったが、ボクシングは2028年ロサンゼルス五輪の競技プログラムに含まれることが3月に発表された。しかし、この“スイート・サイエンス”が夏季五輪で長期的に存続できるかどうかは不透明であり、そこがゴロフキンが修正したいと考えている問題だ。

ゴロフキンはこう語った。「ボクシングは常に自分の人生の不可欠な一部であり、今のオリンピックボクシングの状況は受け入れがたい。」

「これは非常に危険な状況であり、強い助力の思いがある。LA28の後、オリンピックに含まれなくなるという現実的な脅威があるからだ。」

「ボクシングファンすべて、このスポーツを大切に思うすべての人々に呼びかけたい。アマチュアボクシングを支えてほしい。すべてはここから始まる。」