フランク・ウォーレンは、先週土曜にエフェ・アジャグバと引き分けに終わったコンゴ出身のマーティン・バコレと、自身が育てるヘビー級の逸材モーゼス・イタウマを喜んで対戦させたいと考えている。
今年2月、マーティン・バコレ(21勝2敗1分、16KO)はコンゴで休暇中に、ダニエル・デュボアの
体調不良によってIBFヘビー級王座の防衛戦を欠場することが決まったわずか48時間前、代役としてサウジアラビアへ飛ぶオファーを受けた。
バコレは土壇場での代役を引き受けたことで敬意を集め、相応の報酬も得たが、
試合ではパーカーの右ストレートを受けてダウンし、2ラウンドでストップされた。
再び大舞台でのチャンスを得たバコレだったが、アジャグバ戦では体重299ポンドで計量をパスしながらも
、期待外れのパフォーマンスに終わった。フランク・ウォーレンは以前から、
バコレがヘビー級の“ブギーマン”と評されるほどの実力者かどうかには懐疑的だった。そして、急遽代役として臨んだパーカー戦での敗北と、
アジャグバとの引き分けをリングサイドで目の当たりにした今、20歳の無敗ホープ、
モーゼス・イタウマ(11勝0敗、9KO)と、2階級制覇王者であるローレンス・オコリー(21勝1敗、16KO)の両者が、33歳のバコレを打ち負かせると確信している。
実際に彼は先週土曜の夜、バコレのプロモーターであるベン・シャロームにその対戦案を持ちかけた。
「100万パーセントやるべきだと思ってるよ」とウォーレンは、イタウマ対バコレ戦の可能性についてザ・リングの取材に答えた。
「今すぐ電話してジョージ(息子)や、そこにいたシャロームに聞いてみればわかるよ。俺は確かにシャロームにそう言ったんだ。」
「『その試合なら即決でやる』ってね。」
「それにローレンス・オコリーにも言ったんだ。『もしお前があいつに捕まるようなことがあったら、うろついてた罪で逮捕されるべきだ』ってな。」