先週土曜夜、テキサス州サンアントニオのフロスト・バンク・センターで、マーティンは18か月のブランクを経てリングに戻った。離脱期間は良い作用をもたらしたようで、2024年にジャーボンテイ・デイビスに8回KO負けを喫した後、元王者ながら力の衰えた
ランセス・バーテレミーを4回KOで沈め、年間最優秀KO候補とも言える勝利を収めた。
試合直後、マーティン(19勝1敗、13KO)は、ヒッチンズが保持するIBF世界140ポンド王座に挑戦したいと語った。また、自分には
『The Ring』同級1位のヒッチンズをKOできるパワーがあるとも主張した。その言葉を聞いたヒッチンズ(20勝0敗、8KO)は、耳を疑った。
「頭がおかしくなったんだな」とヒッチンズは『ザ・リング・マガジン』に語った。「奴は俺のレベルじゃない。俺はこの階級で最高のファイターであり、世界でも最高のファイターの一人である」
ブルックリン出身のヒッチンズにとって、2025年は比較的静かな年となっている。ここまでの唯一の試合は、6月14日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン内のシアターで行われ、
ジョージ・カンボソスを8回TKOで下した一戦だけである。
その後、ヒッチンズはテオフィモ・ロペス、デビン・ヘイニー、ブライアン・ノーマン・ジュニアなど、名の知れたファイターたちに次々と挑戦状を叩きつけてきた。
一方のマーティンは興味深い相手ではあるものの、現在IBFランキングのトップ15に入っていない。しかし、もしランキングを勝ち上がり、挑戦資格を得るのであれば、28歳のヒッチンズは対戦を受けるつもりだ。ただし、もし実現した場合、マーティンは自分を呼び出したことを必ず後悔するだろうと語る。
「奴がもしリングに上がってきたら」とヒッチンズは続けた。「ぶっ倒してやる」