フランク・マーティンが土曜の夜、衰えて長期ブランクもあった相手を前に、圧巻のリング復帰を飾る。
相手は彼のパワーに耐えられなかった。 ジュニアウェルター級デビュー戦となったこの試合で、マーティンは4ラウンド終盤、
ランセス・バルテレミーを完全に失神させる一撃を叩き込む。マーティンのストレートの左が炸裂し、バルテレミーは仰向けに倒れ、そのまま動けず。
レフェリーのジェームズ・グリーンは、4ラウンド残り4秒のところで即座に試合をストップ。デトロイト出身で現在はダラス在住のマーティンは、1ラウンドに1度、4ラウンドに2度ダウンを奪った。
4ラウンド残り55秒、マーティン(19勝1敗、14KO)の連続左が決まり、バルテレミー(30勝4敗1分、15KO)は再び倒れる。元ライト級コンテンダーは、アイザック・クルス vs ラモント・ローチのアンダーカードで行われたこの一戦を、その直後に終わらせられてしまった。
「気持ちよかったよ」と、マーティンは試合後、PBCのブライアン・キャンベルに語る。「140はすごく居心地がいいし、この階級だとパワーも増してる。スピードもそのままだ。今日は強さを感じられたし、この前の2試合より遥かに良かった。」
一方、キューバ出身のバルテレミー(39歳)は2階級制覇王者だが、19か月もリングから遠ざかっていた。直近4戦では1勝3敗と厳しい流れが続く。
Keith Idecは『ザ・リング』のシニアライター兼コラムニスト。Xでは @idecboxing で連絡が取れる。