テレンス・クロフォードの最初の「伝説を決定づける勝利」は、2023年に行う
エロール・スペンスとのウェルター級4団体統一戦で手に入れる。
2か月前、クロフォードは
カネロ・アルバレスを圧倒し
、判定で快勝してキャリア最高の戴冠となるスーパー・ミドル級4団体統一王者になる。
スポーツ界の
パウンド・フォー・パウンド最強スターへと上り詰めた一方で、元ウェルター級統一王者のスペンス(28勝1敗、22KO)は、キャリア唯一の敗戦を喫して以来、ほとんど表舞台に姿を見せないでいる。
土曜、スペンスはテキサス州フォートワースのディッキーズ・アリーナで、ヴァージル・オルティスがエリクソン・ルビンを
2回で豪快にノックアウトしたメインイベントをリングサイド(最前列席)で観戦する。スペンスは短時間ながら報道陣の取材に応じ、クロフォードとアルバレスのスーパーファイトについて自身の見解を語る。
「(クロフォードは)間違いなく偉大な選手の一人だ」とスペンスは言う。「クロフォードはやるべきことをやった。動きも良かったし、強さも見せた。体重の乗せ方もうまかった。悪く言えるところなんてない。……驚きはなかった。カネロはもともと大きい選手じゃないし、147ポンドから168ポンドまで上げてきた選手だ。クロフォードは普段から169〜170ポンドぐらいで動いてると思う。だから彼にとってあの階級を作るのは比較的楽だったと思う。見た目も良かったし、しっかりこなしていた。」
もし35歳のスペンスが再びリングに上がるなら、そのときは154ポンド級でのデビュー戦になる。彼は昨年、
セバスチャン・フンドラとの復帰戦が予定されていたが、その試合は実現しなかった。
一方で、ヴァージル・オルティスが次に
ジャロン・エニスと対戦する予定だと見られているが、オルティスのマネージャーであるリック・ミリジアンは、オルティスがルビンに勝利した直後にSNSへ投稿し、テキサス州のAT&Tスタジアムでオルティス対スペンス戦を望む意向を示した。
Manouk Akopyan は『ザ・リング』の主任ライターである。X(旧Twitter)とInstagramで @ManoukAkopyan をフォローすることができる。