国際ボクシング殿堂入りを果たした元8階級制覇王者マニー・パッキャオが率いる Manny Pacquiao Promotions は、11月29日にカリフォルニア州テメキュラのペチャンガ・リゾート・カジノで初の米国興行を開催する。
メインイベントでは、
イライジャ・ピアースと
ロレンツォ・パーラが激突し、12回戦の **WBOフェザー級挑戦者決定戦** が行われる。
パッキャオはプレスリリースで次のように語った。
「米国でManny Pacquiao Promotionsを開催できることは大きな名誉です。
11月29日は新たな始まりを告げる特別な日になります。
私の最高の思い出の多くはアメリカのリングで生まれました。次世代のチャンピオンたちにチャンスを与えることができることを誇りに思います。才能あふれるイベントを通じて、新鋭たちに光を当て、世界舞台で活躍できる場を提供していきます。」
「次世代のチャンピオンたちです。このように才能豊かなイベントを通じて、新進気鋭のコンテンダーたちにスポットライトを当て、彼らが世界の舞台で活躍できる場を提供していきます。」
MPP(マニー・パッキャオ・プロモーションズ)は、World Boxing Champions Promotionsおよび **Ringside Ticket Inc.のパトリック・オルティス** と共同でこの興行を主催する。放送局、解説チーム、アンダーカードの詳細は後日発表される予定だ。
イライジャ・ピアース(21勝2敗、17KO)はWBC2位、WBO3位、IBF11位にランクされ、現在12連勝中。29歳のオクラホマシティ出身で、7月25日にはマイケル・ダスマリナスにダウンを奪われながらも立ち直り、9回KO勝ち。これによりWBOフェザー級のセカンダリーベルトを獲得した。
一方、ロレンツォ・パーラ(23勝1敗1分、17KO/ベネズエラ・マチケス出身)は、8月15日にWBCコンチネンタル・アメリカス・フェザー級王座の防衛戦でオマー・トリニダードと対戦し、10回判定で多数ドロー。今回の一戦に臨む。
なお、そのトリニダードはIBF2位に加え、WBA、WBC、WBOの各団体で6位にランクされている。
2年ぶりの復帰戦で無敗のオマー・トリニダード(19勝0敗2分、13KO)と対戦する前、30歳のパーラは9連勝中だった。直近では2023年8月にジャヴォン・ウッダード・ジュニア(15勝2敗、13KO)にスプリット判定で勝利している。
この挑戦者決定戦は、両者にとって初めての12回戦となる予定で、勝者はWBO王者ラファエル・エスピノサへの挑戦に一歩近づくことになる。ただし、
エスピノサ自身も片付けるべき試合を控えている。『ザ・リング』誌フェザー級1位の
エスピノサ(27勝0敗、23KO)は、11月15日にメキシコでアーノルド・ケガイ(23勝2敗1分、14KO)を迎え、4度目の防衛戦かつ母国での初防衛戦に臨む予定だ。
さらにこの興行では、マニー・パッキャオの息子、マニー “ジミュエル” パッキャオ・ジュニアのプロデビュー戦も行われる。ジミュエルは、父の長年のトレーナーであるフレディ・ローチの右腕として知られるマーヴィン・ソモディオを新たな指導者に迎える。彼は過去3年間アマチュアで試合を重ねており、対戦相手は後日発表される予定だ。