マニー・パッキャオのボクシング復帰は、リングに上がるだけにとどまらない。
2025年国際ボクシング殿堂入りが決定している八階級制覇王者は、米国に自身のプロモーション会社「マニー・パッキャオ・プロモーションズ(MPP)」を設立したとプレスリリースで発表した。
「米国でマニー・パッキャオ・プロモーションズを立ち上げられることは光栄である」とパッキャオは声明で語った。「自分の忘れられない瞬間の多くは、アメリカのリングで生まれた。今度は、今日のファイターたちに同じような瞬間を作りたい。 」
才能あふれるイベントと一流の舞台を通じて、世界の注目を集める準備が整った新進気鋭のスターや経験豊かな戦士たちを紹介していく」
パッキャオの長年の顧問であるショーン・ギボンズがMPPの社長に就任する。同社は8月に正式に始動した。
「MPPは世界を代表するボクシングのプロモーション会社になることを目指している」とギボンズは語る。「我々はプロモーションの新しい基準を作る。それは今まさに始まったばかりだ」
トニー・コーエンが最高財務責任者兼副社長を務め、ブレンダン・ギボンズがリード・マッチメーカーに指名された。プレスリリースによれば、コーエンの任務の一つは独自のペイ・パー・ビュー・プラットフォームを開発することである。
さらにプレスリリースでは、MPPが11月に2つのタイトル戦ともう1試合の重要なカードを予定しており、今後数週間のうちに他の興行も発表されると伝えている。
パッキャオ(62勝8敗3分、39KO)は、4年間のブランクを経て7月19日にリングへ復帰。46歳にしてWBCウェルター級王者
マリオ・バリオス(29勝2敗2分、18KO)との試合で多数判定引き分けに持ち込み、ボクシング史上2番目に年長の王者になるところだった。
パッキャオは再び戦う意向を示しているが、具体的な日程や対戦相手はまだ発表されていない。