もしエディ・ハーンの思い通りになるなら、スーパーミドル級で無敗を誇る新星2人が次戦で対決することになる。
『
ザ・リング・マガジン』のインタビューで、マッチルーム・ボクシングのCEOであるハーンは、WBOのグスタボ・オリビエリ会長に対し、
ディエゴ・パチェコ対
ハムザ・シェラーズの最終挑戦者決定戦を指令するよう求めた。
この要望は、WBOが今週初め、テレンス・クロフォード(41勝0敗、31KO)をカネロ・アルバレス(63勝2敗2分、39KO)の次戦での義務挑戦者として1位に指名したことを受けてのものである。両者は9月13日にラスベガスのアレジアント・スタジアムでスーパーミドル級4団体統一戦を行う予定だ。
「グスタボ・オリビエリ、これは私からのお願いだ。ハムザ・シェラーズ対ディエゴ・パチェコをWBO世界タイトルの指名挑戦者決定戦として指令してほしい。これはボクシング界で最高の試合の一つだ」とハーンは『ザ・リングマガジン』のルイス・ハートに語った。「24歳と26歳の対決であり、どちらも私が信じるスーパーミドル級の未来を担う存在だ。試合を実現させてくれ」
「君たちは何の前触れもなく
カラム・スミス対デビッド・モレルを指令したじゃないか。全く問題ない。我々もその試合は受ける。でも、そういう試合を指令するのなら、ハムザ・シーラズ対ディエゴ・パチェコの最終挑戦者決定戦も指令してくれ。我々はその試合も受けるよ。素晴らしいカードになる」
この勝利により、シーラズはWBOランキングでパチェコを飛び越えて2位に浮上し、現在1位のテレンス・クロフォードに次ぐ位置につけている。身長6フィート3インチ(約190cm)のシーラズは、WBCで6位、IBFで10位にもランクされている。
パチェコ対シーラズは、若きスター同士による実現可能な最高の一戦のひとつだ。また、シーラズがフランク・ウォーレン率いるクイーンズベリー・プロモーションズ所属であることから、「マッチルーム vs クイーンズベリー」の第2弾としてメインイベントを飾るのにもふさわしいカードとなるだろう。
状況がどうであれ、パチェコとシーラズは必然的に激突する運命にあり、次戦で両者がリングを挟んで向かい合っても誰も文句は言わないはずだ。