デビッド・モレルは、コーナーに新たな声を求めている。
「ザ・リング・マガジン」の確認によれば、キューバ出身のモレルはロニー・シールズの下を離れ、イスマエル・サラスと組むことになった。移籍を決断する以前のモレルは、かつての圧倒的な姿を見せられなくなっていた。
何年にもわたり
デビッド・ベナビデスを挑発し続けてきたモレルは、ついに望みを叶えた。2月1日の対戦を前にしたプロモーション期間中、キューバのスターは大言壮語を並べていたが、ラスベガスの眩しいライトの下で存在感を示したのはベナビデスの方だった。ダウンを喫しながらも立て直し、ベナビデスが3-0の判定勝ちを収めた。
7月、ニューヨーク州クイーンズで行われた“Ring III”大会で、
モレル(12勝1敗、9KO)はイマム・ハタエフを相手に何とか白星を取り戻した。しかしその勝利は紙一重で、5ラウンドには自らキャンバスに倒れ、立ち上がらざるを得なかった。
モレルのサラス体制での初戦は、Ringのライトヘビー級ランキング3位の
カラム・スミスになる可能性がある。現WBO暫定王者であるスミスは、7月にモレルを相手にこの“セカンダリーベルト”の防衛を行うよう指令を受けていた。現在スミス(31勝2敗、22KO)は2連勝中だ。
2月には、元Ringスーパーミドル級王者のスミスが、年間最優秀試合候補となる激闘の末に
ジョシュア・ブアツィに判定勝ちを収めた。