ベナビデスは3年以上にわたりアルバレス戦を熱望し続けてきたが、アルバレスは実現に前向きではなかった。その状況に業を煮やしたベナビデス(30勝無敗24KO)は昨年、スーパーミドル級を離れた。
今月初めにアルバレスが
テレンス・クロフォードに敗れたことで、トゥルキ・アル・シェイクを含む多くの人々が「ベナビデスはまだ168ポンドに戻ってアルバレスと決着をつけられるのか」と疑問を投げかけた。
「俺が168ポンドにいたときの彼の態度を見れば、間違いなく俺を怖がっていた」とベナビデスは
「俺は彼の目の前で散々挑発してきた。なのに、なぜ世界の前で俺を叩きのめさなかったんだ?リングで俺を倒して大金を稼げばよかったじゃないか。だけど、ドミトリー・ビボル戦を見れば分かるように、相手が自分より大きくてパワーがあるとき、アルバレスは小さい相手のときのように抑え込めないんだ。俺の中に彼が止められないものを見ている。スピードもパワーも、そして強いハートも。」
「彼はもっと前に俺と戦うべきだった。もし俺に勝てるチャンスがあったとしたら、そのときだったはずだ。今の彼に俺を倒すチャンスはない。俺はいま全盛期に入っていて、自信に満ちている。大舞台でも対応できるし、むしろ輝けるようになった。試合では大差をつけて勝っているし、実力も戦うたびに進化している。俺はただのボクサーじゃない、戦士だ。リングに上がれば誰であろうと徹底的に叩きのめす。」
「もしカネロが上に来たいなら、俺は175ポンドでWBC世界王座を持っている。ビボルを倒した後は全てのベルトを手にするつもりだ。そうなれば俺こそが主導権を握る。カネロは“偉大さ”や“タイトル”のために戦うと言っているだろう?じゃあ俺がベルトを総なめにしてから、改めて交渉の席につけばいいさ。」
Manouk Akopyanは「ザ・リング・マガジン」の主任ライター。XとInstagram(@ManoukAkopyan)がフォローできる。