モーゼス・イタウマは、誰もが気軽にリングで相対したいタイプのヘビー級ではない。
しかし、
デビッド・アデレイはイタウマがどれだけの相手をマットに沈めてきたかなど気にしていない。もし条件が合えば、喜んで彼との対戦に名乗りを上げるつもりだ。
「俺は気にしないよ」とアデレイはクイーンズベリーの同門モーゼス・イタウマとの対戦について問われ、ボクシング・ニュースに語った。「あとはマネージャーや代理人、弁護士たちの判断次第だ。」
もし何らかの形で、モーゼス・イタウマ(13勝0敗、11KO)がデビッド・アデレイ(14勝2敗、13KO)の次戦の相手となれば、アデレイは再び“怪物”と対峙することになる。アデレイは
8月16日、サウジアラビア・リヤドのANBアリーナでフィリプ・フルゴビッチに大差の判定で敗れたばかりだ。
現在アデレイが掲げる目標は、自身の名誉と評価を再び築き上げることだ。次戦の詳細はまだ明らかにされていないが、強打を誇るロンドン出身のアデレイは、父祖の地ナイジェリア・ラゴスで
12月19日に復帰戦を行う予定とされている。
とはいえ、次戦の相手としてイタウマが選ばれる可能性は低い。彼は現在WBOランキング1位に位置しており、同団体のグスタボ・オリビエリ会長によれば、
次戦では暫定王者ファビオ・ワードリーとの対戦が指令される見込みだ。
当面のところ、アデレイは静かにその時を待つ構えだ。だが、チームが次の相手を誰に決めようとも、彼の姿勢は変わらない。イタウマであれ、キングコングであれ、ゴジラであれ、答えは常に同じだ。
「俺は誰の挑戦でも受ける」とアデレイは続けた。