デビッド・アデレイは、土曜日にサウジアラビア・リヤドで行う
フィリップ・フルゴビッチ戦で、自分が階級を一気に駆け上がり勝利できると信じる。
このヘビー級戦は「Esports World Cup Fight Week」興行の一部で、
DAZNペイ・パー・ビューで世界配信される。
常に自信満々なフルゴビッチ(18勝1敗、14KO)は、爆発力はあるが比較的経験の浅いアデレイ(14勝1敗、13KO)に敗れれば世界タイトルへの望みがほぼ絶たれることを理解している。しかし33歳のクロアチア人はプレッシャーを感じている様子を見せず、この一戦を「公園を散歩するようなもの」と表現した。
「もし俺が公園の散歩なら、彼がどんな公園を歩くのか見てみたいね」とアデレイは木曜の最終会見で言った。
アデレイが最後に大きくレベルを上げたのは、2023年10月に
ファビオ・ワードリーの英国・英連邦タイトルに挑戦した時で、この試合では7回TKOで敗れている。
名将アダム・ブースの下に加わったアデレイは、ソロモン・デイカースを初回KOで下して再起した。この結果は、その後
デイカースが無敗だったウラディスラフ・シレンコに快勝したことで、さらに価値を増している。しかし4月には、ジェイミー・TKV戦で5ラウンドにわたり低調な展開が続き、第6ラウンド半ば、レフェリーがブレイクを指示する最中に放った左フックで同じロンドン出身の相手を痛めつけた。
アデレイは
好機を逃さずTKVを効率的に仕留めたが、フルゴビッチは波があるとはいえ格上であり、28歳のアデレイにとってこれまでで最も厳しい試練となる。
「確かにレベルは上がると思う。これまでリングで対戦してきた相手より明らかに彼の方が強い。でも結局のところ、相手も人間だし、俺が恐れるのは神だけだ。だから土曜の夜はファンにとっていい夜になると思う」とアデレイは語った。
アデレイはこれまで落ち着いた自信に満ちた様子を見せてきたが、フルゴビッチの侮辱を直接聞いたこと、あるいは週末に直面する大きな挑戦の重みを感じ始めたのか、戦闘モードに入ったようだった。
「そんな口をきき続けるなら、ジェイミーを倒したのと同じようにKOしてやるかもな。誰にもわからないけどな」とアデレイは語気を強めた。
「もう口は終わりだ。土曜の夜、リングで会う。俺たちは二人ともヘビー級だ。奴も自分を信じているし、俺も間違いなく自分を信じている」