ロンドン(イングランド)発 —
デイブ・アレンがシェフィールドで
アルスランベク・マフムドフに勝利するには、「4~5ラウンドの壮絶な猛攻」に耐え抜く必要がある。
アレンは今年初め、ジョニー・フィッシャーを衝撃的なノックアウトで下し、ヘビー級戦線の上位層へと返り咲いた。そして、その勢いのまま、地元ヨークシャーで開催される
DAZN配信のメインイベントに抜擢された。
ハーンはアレンに5つの対戦候補を提示したが、アレンはその中からかつて“最恐のパンチャー”と称されたマフムドフ(20勝2敗、19KO)を自ら選んだ。「朝ベッドから起き上がる理由になるから」と語って。
かつてマフムドフは、ヘビー級で最も危険な相手の一人と見なされており、当時の王者
タイソン・フューリーや
オレクサンドル・ウシクの対戦候補として名前が挙がっていた。
アギット・カバエルと
グイド・ビアネロに敗れたことで評価を下げたものの、ハーンは依然として「アレンが勝利を掴むには“火の中”をくぐり抜けなければならない」と見ている。
ハーンは
『ザ・リング・マガジン』に次のように語っている:
「デイブには、朝ベッドから飛び起きる理由となる相手が必要だった。ジョセフ・パーカーやデオンテイ・ワイルダーの名前も挙がったけど、結局話は進まなかった。
それで、シェフィールドのメインを張るに相応しい経歴を持つ現実的な対戦相手を検討し始めたんだ。
俺が『マフムドフはどうだ?』って言ったら、デイブは『あのヤバいやつ?めちゃくちゃパンチ力ある奴だろ?』って返してきた。俺が『そうだ』って言ったら、彼は『そいつどう?』って興味を示した。で、俺が電話してマフムドフ陣営にオファーを出したら、OKの返事が来たんだ。デイブに『決まったぞ』って伝えたら、彼は『やべぇ、今さらキャンセルできる?』って言ってきた。俺は『無理だ!』って返したよ(笑)。」
「彼は“マフムドフ戦のために死ぬ気で鍛える”と言ってるし、俺も正直に言うけど、もし彼が勝てば、次は7桁(100万ドル規模)のビッグマッチが待ってる。
でも、この試合は本当に危険極まりない。4~5ラウンドは間違いなく壮絶な打撃を浴びるだろう。それを耐え抜ければ、デイブにも十分勝機はある。
そして次の試合は、金銭的に彼の人生を根底から変えるものになるはずだ。」