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デイブ・アレン、ジョニー・フィッシャーとの再戦は「楽勝すぎた」と宣言 英国王座レベルでの戦い継続に満足感
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Mosope Ominiyi
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デイブ・アレン、ジョニー・フィッシャーとの再戦は「楽勝すぎた」と宣言 英国王座レベルでの戦い継続に満足感

リヤド(サウジアラビア)で行われた物議を醸した10ラウンドのスプリット判定負けからわずか半年足らずで、フィッシャー陣営が即時再戦に応じたことに驚いていたデイブ・アレン(33歳)は、今回は完全決着をもってその幕を下ろした。

試合後、マッチルームの番組『Small Talk』に出演したアレン(24勝7敗2分、19KO)は、かつてスパーリングパートナーであり友人でもあるフィッシャーとの再戦で、相手が十分に成長していなかったことから、過信していたと素直に認めた。

「フレイザー・クラーク以外、2019年以降はまともな相手と戦っていなかったから、最初の試合で10ラウンドやった後は、ちょっと自信過剰になって体重も増やしてしまった。けど、勝つのはわかってた。試合開始30秒、3ラウンド経った時点で、あとは当てるだけの時間の問題だったよ。」

またアレンは、かつての試合で見せた不甲斐ないパフォーマンスに対し、今は亡き祖父ジョージから「しばらく口をきいてもらえなかった」と明かしたうえで、2020年に一度引退を表明し、今回の初戦の準備期間中も「辞めようか本気で迷っていた」と語った。



しかし今では、この思いがけない2連戦が33歳のキャリアに新たな命を吹き込み、アレンは遅ればせながらプロ初のタイトルであるWBAインターコンチネンタル・ヘビー級王座を獲得するに至った。

ドンカスター出身の誇り高きアレンは、これまでに元WBC暫定王者ディリアン・ホワイト、2度の世界挑戦者ルイス・オルティス、そして2016年リオ五輪金メダリストのトニー・ヨカらに敗れてきたが、その間に積み上げたプロラウンド数は、ジョニー・フィッシャー(13勝1敗、11KO)よりも100ラウンド近く多かった。

第3ラウンドではボディショットを受けて一瞬動きが止まったものの、直後に鼓膜が破れたと明かしつつも、危険な場面をどう乗り越えるかを知っていたアレンにとって、その経験値が試合を有利に進める鍵となった。

「人々は俺を“エキサイティングなファイター”って言うけど、正直、俺は打たれるのが大嫌いなんだ。ただ、うまく避ける技術が足りないだけでさ。ジョニーは本当に良い子だけど、まだまだ初心者。正直、今回の試合はキャリアで一番楽な部類だったかもしれないよ。」


アレンは初戦よりも7.5ポンド重い265ポンドで計量をパスし、これは自身のキャリアで2番目に重い体重だった。序盤からフィッシャーが積極的にプレッシャーをかけていたこともあり、アレンが早い段階で試合のペースを感じていたのは驚きではない。




「ちょっと重くて動きが鈍かったし、ややスローに感じたね。体重が多すぎた。でも相手のパンチを吸収できたし、今回はコンディションも良かった」と、アレンは『ザ・リング』誌のルイス・ハートに語った。

「ジェイミーやナイジェルとミット打ちで特定のコンビネーションを練習してたんだけど、それが全部うまくいった。正直、かなり楽だったし、楽勝すぎた。ハードにトレーニングしてたから、いずれ仕留められるってわかってたよ。

食べ過ぎて、毎週月曜にダイエットを始めようとするんだけど、うまくいかなかった。でも、どうせ勝てるって自信はあったんだ。」

無敗の有望株相手にキャリア最高のパフォーマンスを見せ、エディ・ハーンとの今後の試合に向けても大きな前進を果たしたはずのアレンだが、試合後はそれほど興奮した様子ではなかった。その理由とは?

「そんなにテンションが上がってないのは、今回の試合が“あるレベル”であって、“トップレベル”ではないからだよ。俺は2011年にナショナルのアマチュアタイトルを獲って…2025年になってやっと少し結果が出始めてる。それはまあ、いいことだね」と、マッチルームの『Small Talk』で語った。

「本当にハードにトレーニングしたよ。ただ冷蔵庫から離れられなかっただけ。トレーニングでは100%出し切った。トレーナーたちが妥協を許さなかったからね。でも、やっぱり問題はある。ボディに来るってわかってたから、少し重めにしたかったんだ。けど、自信があったし、不安もなかった。勝つって確信してた。」

なお、この試合でBBCのリングサイド解説を務めた新・英国ヘビー級王者デビッド・アデレイ(14勝1敗、13KO)が、今後の対戦候補として浮上する可能性もある。

ただし、アレンは冷静に現実を見ている。2019年4月にO2アリーナのメインイベントでルーカス・ブラウンを3ラウンドTKOした自身のキャリア最高勝利を超えるものはないとし、今回も浮かれすぎることなく地に足をつけていた。

「俺はこのレベルのボクシングが好きなんだ。自分は英国レベルのファイターだし、技術もあるし、誰よりもやりにくいスタイルだって思ってる。でも平均的なボクシングファンは、ただの“太っててタフなやつ”だと思ってるんだろうな。でも実は賢いし、パンチもある。トップクラスのやつらとはやりたくないよ。自分のレベルで戦って、観客を楽しませたい。大きなタイトルより、いい試合をすることの方が大事なんだ。」



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