フランク・ウォーレンは、
ダニエル・デュボアが負傷したため、10月25日に
ジョセフ・パーカーと対戦できず、代わりに
ファビオ・ワードリーがその座を得たことを明らかにした。
クイーンズベリー・プロモーションズ所属のパーカーとファビオ・ワードリーの対戦は、10月25日に
O2アリーナで開催されることが、火曜日にロンドン中心部で行われた記者会見で正式に発表された。
パーカー(36勝3敗、24KO)は現在WBO暫定王者であり、4団体統一王者
オレクサンドル・ウシクへの挑戦権を得ている。ニュージーランド出身のパーカーは、本来であればウシクとの対戦を次戦に望んでいたが、ウシクが数ヶ月間の欠場を強いられる負傷を負ったため、その間に別の試合を選択した。
ウォーレンによれば、当初は別の英国人パンチャーであるデュボアがこの試合の第一候補だったが、またしても負傷により、WBA暫定王者であるワードリー(19勝0敗1分、18KO)が代役として登場することになったという。
デュボアの直近の試合は、7月19日にウェンブリー・スタジアムで行われた
ウシク戦であり、その試合で5ラウンドでTKO負けを喫している。この試合でウシクはIBF王座を奪還した。その後、28歳のデュボアはトレーナーのドン・チャールズと袂を分かち、現在はエセックス拠点のトニー・シムズの元に移籍する可能性が取り沙汰されている。
いずれにせよ、デュボアがリングに復帰するのは早くとも来年1月以降になる見通しであり、それが今回パーカー戦に出場できなかった理由である。
ウォーレンはこう語った。「ダニエルは再び調子を取り戻さなければならないが、年明けまでは試合ができない。負傷しているんだ。
『我々はジョーとダニエルの対戦をこの10月の興行で実現させようとしていたが、彼が負傷したことで実現せず、そこでファビオが割って入る形となった』」
パーカーとデュボアは、当初2月22日にサウジアラビア・リヤドシーズンのANBアリーナでの対戦が予定されていたが、試合週にデュボアが体調不良を理由に出場を辞退したことで流れた。結果として、パーカーは急遽代役となったマルティン・バコレと対戦し、2回TKO勝利を収めている。この試合が、33歳のパーカーにとって直近の試合となっている。
一方、ワードリー(30歳)は、6月に行われた
ジャスティス・フニとの激闘で10ラウンドでTKO勝ちを収めて以来、今回が復帰戦となる。