新鋭の日本人ライトフライ級、
吉良大弥は歩みを緩めていない。
22歳の吉良はプロ初戦から3連勝を飾り、いずれも大きな危なげなく勝利を収め、その過程で高い将来性を示してきた。
同門の井岡一翔がマイケル・オルドスゴイティと対戦するアンダーカードで、吉良大弥は東京の大田区総合体育館で行われるWBAエリミネーターでイバン・バルデラスと対戦する。
「バルデラスは大きなステップアップだが、これこそ自分が求めていた挑戦だ」と吉良(3勝0敗、2KO)は
『ザ・リング・マガジン』に語った。
「日々の取り組みには自信があるし、自分の成長を示せる試合になると思っている。相手が強ければ強いほど、自分のベストを引き出してくれる。」
これまでの3試合で、吉良大弥は、初回KOを2度記録した印象的なパワーと、5月11日の前戦で8回判定勝ちを収めた際に見せた高いボクシングIQの両方を示してきた。その試合では、ジャクソン・サパタを相手に試合を支配している。
世界タイトル・エリミネーターに進む前に、さらなる経験が必要だと感じる向きもあるかもしれないが、本人は適切なペースでキャリアを積んできたと考えている。
「自分のステップアップは早いと言われるが、まったく急かされているとは感じていない」と吉良大弥は語った。「毎日の積み重ねを信じている。」
佐々木修平の指導の下でトレーニングを積んでいる吉良大弥は、108ポンド級に手応えを感じていると述べる。
「ライトフライ級には、日本人の成功しているボクサーを含め、強い選手が多い。その環境が自分をより成長させてくれる」と語った。
「目標は世界王者になること、王座統一、そして最終的には複数階級制覇王者になることだ。」
吉良大弥は、12月17日にWBO王者の
レネ・サンティアゴがWBA王者の高見亨介を破った一戦にも注目しており、プエルトリコの王者に強い印象を受けたという。
「非常にレベルの高い試合で、12ラウンドを通してよりうまくコントロールしていたサンティアゴを評価したい」と語った。「サンティアゴの強さと技術力を高く評価している。」
「次の試合に勝ってWBAのタイトル挑戦権を得られたら、ぜひサンティアゴと戦いたい。」
ガルシア(13勝4敗1分、5KO)は最初の7試合に勝利した後、ヤヒル・フランク戦でつまずき、4回KO負けを喫した。その後は4連勝で復調したが、再びルイス・セリト・ヘルナンデスに、1ラウンド早い回でストップされた。
24歳のメキシコ人は、2023年12月にベネズエラでのアウェー戦となった10回戦で、ロドリゴ・ラミレスと引き分け(判定2-0-1)に持ち込んだ。
翌年7月の再訪では、将来のWBCライトフライ級王者となるカルロス・カニサレスに12回判定負け(0-2-1)を喫した。カニサレスはその後、
自国での最近の出来事を受けて休養王者の扱いを受けている。
その後、3月には無敗の同胞ヨアリ・メヒア・モスケダに5回でストップされ、8月にはヘスス・ラバを相手に最終回でのフィニッシュ勝ちで立て直した。
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