コナー・ベンは、
宿敵クリス・ユーバンク ・ジュニアとの因縁を清算して以来、ウェルター級の“誰もが知る顔ぶれ”との対戦候補として名前が挙がり続けている。
10日前、6万人の観衆がロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムに押し寄せ、ベン(24勝1敗、14KO)が淡白だったユーバンク Jr. を12ラウンドで判定で下すミドル級での再戦を見届けた。
29歳のロンドナーであるベンは、160ポンド戦線には区切りをつけ、これからはウェルター級での本格的なタイトル獲りに集中すると強く主張している。
先週末、ベンはサウジアラビア・リヤドを訪れ、「Ring IV」興行でデビン・
ヘイニーがブライアン・ノーマン ・ジュニアから WBO 147ポンド王座を奪う試合を観戦していた。WBC王者マリオ・バリオス、IBF王者ルイス・クロッカー、そして
ライアン・ガルシアも、ベンの次戦候補として名前が挙がっている。
ザ・リング誌ライト級ランキング1位で、WBC王者の
シャクール・スティーブンソンの名前も、その候補リストに加えることができる。
3階級制覇王者のスティーブンソンは、2026年初頭にザ・リング/WBOジュニアウェルター級王者
テオフィモ・ロペスとのビッグマッチが実現間近と噂されているが、どうやら来年は多忙な一年を計画しているようだ。ベンは『
ザ・リング』に対し、将来的な対戦の直接交渉に対してスティーブンソンが前向きな返答をしたと語っている。
「シャクールにメッセージを送ったんだ。『本気なら、次やろうぜ』って。俺はSNSでふざけるためだけにやってるんじゃない」とベンは言う。
「『4月にやれるぞ』と言ったら、シャクールは『オーケー。まずテオを片付ける。そしたら4月にやろう』と言った。だから、次は俺とシャクールの試合を見ることになるかもしれない」
本来の階級で“気まぐれな天才”テオフィモ・ロペスを倒すことは、スティーブンソンにとって驚異的な偉業になる。そのうえで、わずか数か月後にさらに7ポンド上げてベンと戦うというのは、現実的にはかなり可能性が低い。それでも、将来的な対戦に向けた土台は確かに固まりつつある。
ベンは、スティーブンソンは先のことを見すぎず、まず目の前の仕事に集中すべきだと考えている。
「シャクールはタフな試合になると思う。テオは素晴らしいファイターだ。互角の接戦、五分五分の勝負になると思う」