クリス・ユーバンク・ジュニア対
コナー・ベンの再戦が9月20日にロンドンで行われることが、トゥルキ・アル・シェイク閣下によって明らかにされた。
この興行はリヤド・シーズンの一環として開催され、Sela、ボクサー、マッチルームが共同でプロモートする予定である。試合は前回同様、160ポンドのミドル級リミットで行われ、再水分補給制限として10ポンドのルールが適用される。
4月26日に両者が激闘を繰り広げた直後から、9月末の再戦を視野に入れた
計画が進行していることが判明していた。あとは2025/26シーズンのトッテナム・ホットスパーのプレミアリーグ日程が確定するのを待つだけだった。
トッテナムは9月27日に本拠地でウルブズ戦を予定しているが、その前週の9月20日はブライトン&ホーヴ・アルビオンとのアウェイ戦である。
しかし、ユーバンク・ジュニア対ベン第2戦の会場はまだ正式に決定していない。スパーズ(トッテナム・ホットスパースタジアム)が有力候補とされるが、収容人数が3割多い9万人超を誇るウェンブリー・スタジアムでの開催の可能性も残されている。
コナー・ベンのプロモーターであるエディ・ハーンは
『ザ・リング・マガジン』誌に次のように語った。「スパーズとは契約がある。素晴らしいスタジアムで、前回も非常にうまくいった。もちろん完売で、この試合はさらに大きな注目を集めるから、収容人数を増やすという意味でウェンブリーを検討する可能性もある。ただ最終的にはトゥルキ・アル・シェイク閣下とリング誌が判断することになる」
ユーバンク・ジュニアは、
4月26日のベン戦で壮絶な12ラウンドを戦い、試合後に2日間入院したが、ユナニマス・デシジョンで勝利を収め、リング誌史上初の興行のメインイベントを飾った。この試合は大成功となり、6万枚以上のチケットを売り上げ、世界中で62万件のPPV購入を記録した。
3年間にわたる因縁の積み重ねは、ドーピング問題、
卵をめぐる挑発、そして試合当日のクリス・ユーバンク・シニアの電撃登場などでさらに注目を集め、試合の規模を一層大きくした。
再戦がその期待に応えるかは未知数だが、ハーンは、12ラウンドを激しく殴り合った両者が、13ラウンド目として同じように戦いを継続すると確信している。
「2戦目はもっと良い試合になると思う」とマッチルームの代表は語った。「彼らは変わらないだろう。最初のゴングから出てきて、そのまま13ラウンド目のように戦い続けると思う。そしてあの試合を見れば、自分にとっては当然リマッチをやるべきだという気持ちになる。もともとこの試合は2戦やるつもりだったが、時には一方的な展開になったり、早く終わったりして再戦への興味が湧かない場合もある。
ここでは違う。今回コナーには試合勘があるし、それは前回欠けていた要素でもある。我々としても十分にチャンスがあると感じている。体重が不利であることは分かっているし、前回も多少その影響はあった。しかしファンには12ラウンド目の続きのような展開を期待してもらって構わない。また激しい打ち合いの戦争になるはずだ。」