クリス・ユーバンク・ジュニアは、4月に
コナー・ベンと対戦する前の期間中にソーシャルメディアを不適切に使用したとして、英国ボクシング管理委員会(BBBofC)から1万ポンドの罰金を科された。
ユーバンク・ジュニアとベンは、2か月半前にトッテナム・ホットスパースタジアムで開催された『The Ring』初のメインイベントで、12ラウンドにわたる激闘を繰り広げた。勝利を収めたのはブライトン出身のユーバンク・ジュニアで、
判定はユナニマス・デシジョン(3-0)であった。
試合の前日、ユーバンク・ジュニアは計量に遅れて到着し、
最終的に規定体重をわずかにオーバー(半オンス)してしまった。その後、35歳のユーバンクは、ベンとのミドル級契約のために160ポンドのリミットを達成しようとした過酷な減量の様子を記録した映像をSNSに投稿した。
この行動を受けて、委員会南部地区評議会はユーバンクの減量過程について調査を行い、先週正式な聴聞会を開いた上で今回の決定に至った。
声明では次のように発表されている。 「ユーバンク・ジュニア氏は、SNSの不適切使用により第25条に違反したと判断された。
南部地区評議会はユーバンク・ジュニア氏に対し、1万ポンドの罰金を科した。
また、当該試合の公式計量式に遅れて到着したことが確認され、その件について南部地区評議会から厳重な叱責を受け、その旨が正式にファイルへ記録された。」
ユーバンク・ジュニアは、この罰金を支払わなければ、9月20日にロンドンで予定されているベンとの再戦に向けたライセンス発行を受けることができない。
なお、ユーバンクは春のベン戦では規定体重をオーバーしていたものの、契約で設定された再水和制限である「試合当日の10ポンド増加以内」(169.4ポンド)には収まっていた。
この一戦は激しい打ち合いとなり、35年にわたるユーバンク家とベン家の因縁に終止符が打たれたかに見えた。しかし、トゥルキ・アル・シェイク閣下が直後に
再戦の計画を明かし、先月には
正式に再戦の開催が発表された。
現在、両者は再び拳を交える予定であり、試合は2か月あまり後に迫っている。ただし、ユーバンク・ジュニアは今回の1万ポンドの罰金を支払う必要がある。今年初めには、ベンに卵を投げつけた件で既にBBBofCに対して10万ポンドの罰金を支払っている。