国土安全保障省(DHS)はプレスリリースで、チャベスが「組織犯罪および銃器、弾薬、爆発物の密輸に関与した容疑」でメキシコにおいて有効な逮捕状が出されていることも明らかにした。
またDHSによれば、チャベスは「外国のテロ組織に指定されているシナロア・カルテルの関係者であると見られている」という。
チャベスの弁護士マイケル・ゴールドスタインによると、連邦捜査官はスタジオシティの自宅前でスクーターに乗っていた39歳のチャベスを逮捕したという。
木曜日に公開された映像では、逮捕時のチャベスが協力的な様子を見せていた。「現在の容疑は言語道断であり、地域社会を脅かすための新たな見出しにすぎない」とゴールドスタイン弁護士は
AP通信に語った。
AP通信によると、メキシコの検察当局はすでにチャベスの身柄引き渡し手続きを開始したと発表した。
ゴールドスタイン弁護士はAPに対し、木曜朝の時点でチャベスがどこに拘束されているか把握していないと述べた。弁護士は2024年の銃器所持容疑に関連する件で、月曜日にチャベスと共に出廷予定であり、薬物依存回復プログラムの進捗状況についても報告する見込みだ。
チャベスは6月28日、アナハイムのホンダセンターで
ジェイク・ポールと対戦し、
判定負けを喫した。
国土安全保障省(DHS)は6月27日にチャベスを逮捕すべきとの判断を下していたが、数日間逮捕を見送った理由については明らかにしていない。
南カリフォルニアではここ数週間、移民関連の逮捕が急増しており、それに伴う抗議活動が暴力的な様相を呈している。こうした事態を受け、連邦政府はロサンゼルス中心部に州兵や海兵隊を派遣して対応にあたっている。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライター。X(旧Twitter)およびInstagramで @ManoukAkopyan をフォロー。