カレブ・プラントは戦績にいくつかの黒星が並んでいるが、自分の168ポンド級での立ち位置は揺るがないと信じる。
5月31日のラスベガスでの敗戦も、彼の自信を打ち砕くことはなかった。それでも元IBF王者は、自分こそがなお“倒すべき存在”だと考える。
「スーパーミドル級はいま最高の状況にあると感じる。ビッグネームが揃っていて、大きな試合がたくさん組める。自分はいまだトップにいると思う」 とプラントは最近
『ザ・リング』に語った。
数週間前、この階級には新しい王者が誕生した。154ポンド級から上がってきたテレンス・クロフォードが、
アルバレスを破り、リング誌王座、IBF、WBA、WBC、WBOのタイトルを奪ったのだ。 クロフォード(42勝0敗31KO)は、ラスベガスのアレジアント・スタジアムに集まった7万人超の観衆に対して「心地よく戦えた」と語ったが、自身の今後については明言を避けた。
その結果、プラントは宙ぶらりんの状況に置かれている。33歳の彼には現在決まった試合日程がないが、これまで何度もジャーメル・チャーロ、エドガー・ベルランガ、ハイメ・ムンギアと戦いたいと希望を口にしてきた。
これらの試合はまだ実現の可能性があるが、プラント(23勝3敗14KO)には修正すべき課題もある。レセンディス戦では手数でもパワーでも押し負けた。普段の華麗なフットワークや目を引くコンビネーションは影を潜めていた。
決して誇れる瞬間ではなかったが、プラントはそこから学んだと感じている。敗北は通常ランキングを落とすものだが、彼は自分のネームバリューとスター性がまだリスペクトを集めていると自信を持つ。
「自分はファンとボクシング界に、さらにビッグファイトを届ける立場にいる」 とプラントは語った。