ボブ・アラムがあなたを友人と思っているかどうかは関係ない。また、彼のプロモーション会社「トップランク」と契約しているかどうかも重要ではない。アラムは、たとえ厳しい内容であっても、自分が真実だと思うことをはっきりと語るタイプの人物である。
ローハン・ポランコは、そんなアラムの陣営に所属している26歳のボクサーである。そして彼自身も、その立場を当然のものとは思っていない。先週末、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン内にあるフールー・シアターでの試合でもそうだったように、ポランコは与えられたチャンスで常に輝こうと全力を尽くしている。
最新の対戦相手である
クイントン・ランドールも例外ではなく、
ポランコは終始主導権を握り、圧倒的な内容で勝利を収めた。リングサイドに座ってその様子を見守っていたアラムは、ドミニカ共和国出身のポランコの動きをじっくりと観察。そして、ランドール戦を含め、これまでに対戦してきた相手たちを次々と粉砕してきた姿を見て、彼の才能に確信を深めた。
「彼は今後1、2年のうちにボクシング界の大スターになる可能性があると本気で思っている」とアラムは、YouTubeチャンネルで“ドミニカ・ボクシングの声”を名乗るブロードウェイ・ジョエルに語った。
現在、『The Ring』誌によるウェルター級ランキングで第4位に位置しているポランコ(17勝0敗、10KO)は、タイトルマッチを強く望んでおり、挑戦を受けてくれる相手を切望している。
アラムは、選手のマネジメントにかけては誰よりも経験豊富である。どのレベルの相手と戦わせるべきか、いつステップアップすべきかなどを熟知しているが、ポランコの成長スピードには少なからず驚いているようだ。
ランキング上位にいて、かつトラッシュトークも得意とする選手は、しばしば過大評価されがちだが、
ポランコは自らの言葉をしっかりと結果で裏付けてきた。今後もこのまま他を寄せ付けないパフォーマンスを続けていけば、アラムも躊躇なく強豪との対戦に送り出すつもりだ。
「彼がどれだけ急速に成長しているかに、皆が驚かされた」とアラムは続けた。「今の彼は、ボクシング界で最も危険な選手の一人に見える。なぜなら、彼は優れたボクサーであるだけでなく、相手を破壊する力も持っているからだ。」