【ニューヨーク】— ロハン・ポランコは土曜夜、クイントン・ランドールをノックアウトすることはできなかったが、試合を支配して無傷の戦績をキープした。
マディソン・スクエア・ガーデン・シアターで行われたザンダー・ザヤス対ホルヘ・ガルシアのアンダーカード、ウェルター級10回戦で、ポランコはより的確かつ積極的にパンチを出し続け、試合を完全にコントロールした。判定は3人のジャッジ全員がポランコを支持し、ジョン・バジルが97-93、マックス・デ・ルカが100-90、ロバート・ペレスが99-91と採点した。
ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のポランコはこれで17戦全勝(10KO)。テキサス州ケイティのランドール(15勝3敗1分、3KO)は全体を通じてディフェンシブに戦い、ノックアウトこそ逃れた。
最終10ラウンドが始まると、ランドールがフルラウンド持ちこたえることに集中しているのが明らかだった。プロキャリアで一度もKO負けのないランドールは、距離を取り続け、そのまま試合終了のゴングを迎えた。
第9ラウンド残り1分強、ポランコは左右のコンビネーションでランドールをとらえた。さらに数秒後、接近戦での押し合いの中でも左をヒットさせた。
第8ラウンド残り35秒、ポランコの左が決まり、ランドールをロープ際まで後退させた。その前にはランドールが遠距離から右を当て、ポランコを一瞬のけ反らせた場面もあった。
第5ラウンド開始35秒ごろには、ポランコの右がランドールをロープへ吹き飛ばした。
第4ラウンドでは、ポランコがストレートの右、そして左右のコンビネーションでランドールのバランスを崩させた。ランドールはダメージを否定するように首を振ったが、ポランコの巧みな攻撃を止める手立てはなかった。
第2ラウンド終了のゴング直後、ランドールがポランコにパンチを当てる反則があり、レフェリーのクラウディオはランドールのコーナーに警告を与えた。ランドールはこの行為を、ゴング後にポランコが自分を押したことへの報復だと主張した。
Keith Idecは『ザ・リング』の上級記者兼コラムニストである。X(旧Twitter)では @idecboxing で連絡可能。