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ブライアン・ノーマン戦を前にボブ・アラム、デヴィン・ヘイニーを「トラックスター」と揶揄 
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Manouk Akopyan
Manouk Akopyan
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ブライアン・ノーマン戦を前にボブ・アラム、デヴィン・ヘイニーを「トラックスター」と揶揄 
トップランクの代表ボブ・アラムは、言葉に詰まることのない人物だ。そして93歳となった今でも、殿堂入りプロモーターは鋭い一撃を繰り出す力を持っている。

月曜日、WBOウェルター級王者ブライアン・ノーマン・ジュニアが、11月にサウジアラビア・リヤドでデヴィン・ヘイニーと防衛戦を行うことが発表された翌日、アラムはさっそくSNS上でプロモーションの“第一打”を放った。

「世界最高のウェルター級王者ブライアン・ノーマン・ジュニアが、今11月にリヤドで“トラックスター”ことデヴィン・ヘイニーを相手にWBOタイトルを防衛する。その機会に、友人であるトゥルキ・アル・シェイク閣下と再び仕事ができるのを楽しみにしている」とアラムは語った。

この発言を耳にしたデヴィン・ヘイニー(32勝無敗15KO)は、かつてのプロモーターに対し、トップランクとESPNの契約終了をめぐる“急所”を突いてジャブを返した。

「この男、自分がESPNからの9,000万ドルを無駄にして、今はテレビ放映契約すらないってことを心配すべきじゃないのか」とヘイニーは反論した。

この応酬には、父でありトレーナー、マネージャーでもあるビル・ヘイニーも加わった。




「ボブはもう老いぼれて、好き勝手しゃべってるけど、自分がもう権限を持ってないことを忘れてるんだ」とビル・ヘイニーは語った。「デヴィン・ヘイニーの方から、ブライアン・ノーマンにとってキャリア最大の試合を提供するために動いたんだ。なのに、ESPNはトップランクとのビジネスから逃げ出した。逃げている“本物のトラックスター”は、ボブと彼のまやかしから距離を取ったESPNの方なんじゃないのか」

元2階級制覇王者のデヴィン・ヘイニーは、5月にホセ・ラミレスにユナニマス・デシジョンを収めたものの、その内容により世間の評価はやや下がっている。試合ではヘイニーが終始リングを回り続け、積極的な打ち合いはほとんど見られず、12ラウンドでわずか70発しか有効打を記録しなかった。その退屈な試合の後、アラムは「ザ・リング・マガジン」に対し、「ヘイニーはまるでパンチを出すのを怖がっているように見えた。ひどい内容だった」と語った。この試合は、ライアン・ガルシアとの物議を醸した一戦以来の復帰戦でもあった。また、この試合はここ数週間で続いた注目度の高い凡戦のひとつでもあり、トゥルキ・アル・シェイク閣下が「トムとジェリーのような逃げ合いの試合はもう終わりにすべきだ」と発言するきっかけとなった。

一方、ノーマン(28勝無敗22KO)は、先月日本での佐々木尽戦で第5ラウンドKOを飾り、「年間ノックアウト候補」とも言われる勝利を挙げた直後にヘイニー戦へ臨むことになる。男子ボクサーとして現役最年少の世界王者である彼は、3月にもデリック・クエバスを3ラウンドでノックアウトしている。

「たとえ彼がパンチを出すのをためらっているとしても、ヘイニーのハートを非難することなんてできない」と、試合が発表された翌日にノーマンは『ザ・リング・マガジン』に語った。「彼が俺と戦う必要なんて本来ないはずだ。俺はキャリア最大のKO勝ちを決めたばかりで、もしかしたら年間最高KOと言われるかもしれない。勢いは絶好調だ。そんな中で、なぜわざわざ俺と戦おうとするのか? だからこそ、彼には間違いなく“ハート”があるし、闘争心もあるってわかってるんだ」。

「ライアン・ガルシアとの試合でも、彼はガルシアに向かって前に出ていた。アウトボクシングじゃなかった。真正面からぶつかっていってたんだ。だから、彼のハートや覚悟を疑うことなんてできない。だからこそ、俺は何倍も努力しなきゃいけないんだよ」。

Manouk Akopyan は『ザ・リング・マガジン』主任記者。X and Instagramでは@ManoukAkopyan がフォローできます。

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