ジーミー・TKVとデビッド・アデレイが、前回の対戦で物議を醸した結末を受け、英国ヘビー級王座をかけて即時再戦を行うことが決定した。
アデレイは、土曜夜にコープ・ライブ・アリーナで行われた試合でチケバを2度倒し、第6ラウンドTKO勝利を収めたが、そのうちの1回はレフェリーのロン・カーニーが2度にわたって「ブレイク」と明確に指示した後に左フックを放ち、ダウンを奪った場面であった。
チケバのプロモーターであるベン・シャロームは試合結果の取り消しを求め、主催者であるボクサーは火曜日に英国ボクシング管理委員会(BBBofC)に対して正式に抗議を提出した。
そして
『ザ・リング・マガジン』が月曜朝に報じた通り、管理委員会は水曜日に会合を開き、この件について協議・審査した結果、今後の対応を決定した。
委員会は正式に、即時再戦の実施を決定し、対戦権利入札を呼びかけている。
委員会の声明は以下の通りである。
「2025年4月5日土曜日にマンチェスターで行われたデビッド・アデレイ対ジーミー・チケバによる英国王座決定戦の結果を受けて、管理委員会の執行部は即時再戦を命じた。」
「対戦権の入札案内は近日中に発表され、入札締切は2025年5月14日(水)とする。」
ただし、この判断により、チケバの戦績には敗戦が残ることとなり、現在の戦績は8勝2敗(5KO)。一方、再戦では王座を保持したまま臨むアデレイの戦績は14勝1敗(13KO)となっている。
火曜日、『ザ・リング・マガジン』の単独インタビューで、トッテナム出身のチケバは次のように語っていた。「今後どうなるかは分からないが、管理委員会が正しい判断を下すと信じている。彼らは正しい決定を下してくれるはずだ。我々はただ、それを待っている。」
「彼らが決めなければならない。何をすべきかは分かっているはずで、ここで何が正しいことなのかも理解しているはずだ。判断は彼らに委ねられている。」