マリオ・バリオスは、7月19日に殿堂入りボクサーの
マニー・パッキャオを迎え、WBC世界ウェルター級王座の2度目の防衛戦を行うが、
コナー・ベンにはその勝者への挑戦資格がある。
これは今朝、WBC会長マウリシオ・スライマンが
スカイスポーツに語ったコメントによるもので、コナー・ベンが再戦を望む
クリス・ユーバンク・ジュニア戦の日程をめぐる憶測が続く中での発言である。
暫定的にトッテナム・ホットスパースタジアムでの開催が予定されていたのは9月27日だったが、先週発表されたプレミアリーグの試合日程によれば、その週末は使用できなくなった。スパーズはその前後にブライトンとリーズへのアウェー戦を挟み、ウルブズをホームで迎えるためである。
トゥルキ・アル・シェイクは対談の中で、2試合契約の完結となる再戦の時期について問われ、次のように語った:
「9月最終週か10月第1週を予定している。現在トッテナム・スタジアムと話を進めているが、もし空いていなければウェンブリーに移るつもりだ。あの試合のすべてが素晴らしかった。我々としてはトッテナムを希望しているが、準備が整わなければ別の選択肢を計画する。」
ベンが147ポンドのウェルター級リミットを最後にクリアしたのは、2022年4月にマンチェスターで開催された興行のメインイベントで、クリス・ファン・ヒールデンを第2ラウンドで鮮やかに仕留めた試合である。この試合は、南アフリカ人にとって最終戦となった。
4月26日に行われた白熱の12ラウンド戦の末、ユーバンク・ジュニアはミドル級でベンに初のプロ敗北を与えた。現在28歳のベンは、本来の階級であるスーパーウェルター級でWBCランキング3位、IBFでは4位に位置している。
評価を高めた試合後、アメリカでの
休暇を満喫していたイルフォード在住のベンは、今後数週間以内に次戦に向けたトレーニングキャンプを開始すると見られている。
スライマンはスカイスポーツに対し、次のように語った。「彼(ベン)はWBCのランキングに入っており、ユーバンクも別の階級でランク入りしている。今は彼が再戦を行う予定なら、しばらくは王座挑戦はないだろうが、資格自体は有している。」
スライマンは、世界タイトル戦で下位ランカーが期待を超える健闘を見せ、ランキングを上げた例として、先月の井上那雄戦で
善戦したラモン・カルデナスを引き合いに出した。またスライマンは、過去3年間その階級で試合をしていないベンのランキングに対する批判をあらかじめ正当化しようとし、次のように述べた:
「彼は本来の階級外で非常に競った素晴らしい試合をして敗れた。だからこそ、高い順位にランクインしている。WBCのランキングは実績に基づいて決まる。敗れてもランキングが上がることもある。普通は“負けたら順位が下がる”と考えがちだが、必ずしもそうではない。
\[ベン]はその位置にふさわしい。現在3位で、まさにトップクラスにいる。WBC王座に挑戦するだけの実績も実力も十分にある。もし再戦を行わず、彼が出場可能かつ準備が整っているのであれば、それは今年のビッグファイトのひとつになり得るだろう。」