バドゥ・ジャックとノエル・ミカエリアンの再戦に関して、入札は必要なくなった。
WBC会長マウリシオ・スライマンによれば、WBCクルーザー級王者のジャックとミカエリアン陣営は、制裁機関により指名された再戦について月曜日に合意に達したという。その結果、火曜日に予定されていた入札は中止となった。
「WBCは、クルーザー級王者バドゥ・ジャックとノエル・ミカエリアンとの再戦に関して合意に至ったとの通知を受け取った」とスライマンは月曜日、WhatsAppを通じて語った。「それに伴い、[火曜日]に予定されていた入札は中止となる。」
ジャック(29勝3敗3分、17KO)とミカエリアンは、初めての対戦を5月3日、サウジアラビア・リヤドで行われたサウル「カネロ」アルバレス対ウィリアム・スカル戦のアンダーカードとして実施した。この試合では、王者ジャックが
物議を醸す判定勝ち(マジョリティ・ディシジョン)を収めた。日本の池原信人ジャッジは114-114のドローと採点したが、パブロ・ゴンザレスとホセ・マンズールの両ジャッジがともに115-113で41歳の王者に軍配を上げたことで、ジャックの勝利が決まった。
この勝利により、ジャックは連勝を7に伸ばした。元WBCスーパーミドル級王者でもあるジャックは、クルーザー級では7戦全勝(4KO)という戦績を誇る。
ミカエリアン(27勝3敗、12KO)は、ドン・キングとの長期にわたる紛争を経て「休養王者」のステータスを与えられていた元WBCクルーザー級王者である。今回の一戦では、
負傷により離脱したライアン・ロジッキーの代役として急遽出場が決まった。34歳のミカエリアンにとっては、2023年11月4日にイランガ・マカブを3ラウンドTKOで下し、空位のWBCクルーザー級王座を獲得して以来の試合であった。