ラスベガス発 — プロモーターが自分の選手に不利な予想をするのは珍しいが、ボブ・アラムは
テオフィモ・ロペス・ジュニアの
ジャロン・エニス戦での勝算について率直に語った。
ロペスは
金曜日、ニューヨークで
アーノルド・バルボサ・ジュニアを相手に、リング誌とWBOのスーパーライト級タイトルを防衛した。先月、エニスはキャリア
最高のパフォーマンスで
エイマンタス・スタニオニスをストップし、リング誌、WBA、IBFのウェルター級王者となった。
元ライト級統一王者のロペスは、かねてから計画していた147ポンドへの転向がいよいよ現実味を帯びており、「ザ・テイクオーバー」キャンペーンの次なる目標は、長らく対戦を望んできた相手であるエニスとの頂上決戦になる可能性がある。
リング誌はトップランク本社で、93歳の殿堂入りプロモーター、アラムとともにロペス対バルボサ戦を観戦しており、試合後にはアラムがロペスの今後について語った。
「私は彼(ロペス)がエニス相手ではかなりのアンダードッグだと思う」とアラムは語った。「だが、だからこそ試合をするんだ……テオフィモは金のために戦っているし、それを責めることはできない。だから彼の次の試合は、彼にとって最も高額な試合になるだろう。それがおそらくエニス戦だ。テオフィモは金を望んでいる。そうであれば、止めるべきではない。彼らは大人で、自分で決断できる。もし彼がエニス戦に進むと決めたなら、それが彼の決断だし、皆がそれに従う。それが現実だ。」
アラムはその夜のロペスのパフォーマンスに完全には満足していなかった。その夜、ライアン・ガルシアはロランド・
ロメロに倒されて敗れ、かつてのライバルであるデビン・ヘイニーはホセ・ラミレスに精彩を欠いた
判定勝ちを収めていた。
「まあまあだったな。相手が卵も割れないようなバルボサだと分かっていたが、少なくとも彼の全ての武器を見ることはできた。パンチを受けるのも怖がっていなかった」とアラムは語った。「だが、特に評価するような内容ではなかった。素晴らしい試合をしたわけじゃない。もっと攻撃的であるべきだった。」
ロペス(22勝1敗、13KO)は、ここ数か月にわたり長年のプロモーターであるトップランクと公の場で対立している。1月には、サブリエル・マティアスとの試合を断った際、「トップランクは俺の人生をめちゃくちゃにしようとしている。文字通り、俺のキャリアを」と発言していた。
アラムはロペスがエニスに勝つ可能性は低いと見ているものの、ヘイニー、ガルシア、ロメロには勝てると確信している。
「テオフィモにとって、それらは競争にならない試合だ」とアラムは語った。
ロペスはエニスが自分の挑戦を受けることを望んでいる。
「俺が狙いたい相手は誰か、もう宣言した。それがジャロン・エニスだ」と、
バルボサに勝利した後にロペスは語った。「多くの人は、俺には体格が足りないと思っている。でも問題は誰が小さいかじゃない。誰が賢いかなんだ。そして俺には、3階級で正統な世界王者になるためのすべての武器があると思っている。」
「俺にはチャンピオンとしてのメンタリティがある。もし彼(エニス)が自分で言う通り本物のチャンピオンで、リング誌の世界タイトルを初めて手に入れたのなら、当然それを防衛することを楽しみにしているはずだ。そうであってほしいね。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライター。
X(旧Twitter)および
Instagramでは @ManoukAkopyan をフォロー。