アンソニー・ジョシュアは金曜夜、マイアミでジェイク・ポールを3度ダウンさせ、6回に衝撃的なストップ勝ちを収める。

ポールは顎を2カ所骨折し、試合直後に手術を受ける必要があった。しかし、多くが初回を持たないと見ていた経験の浅い相手に対して、ジョシュア自身は自身のパフォーマンスに満足していなかった。

「改善できる点は山ほどある。間違いなくそうだ」とジョシュアは試合後の記者会見で語る。「この競技では、過去100年にわたって数多くの偉大なファイターたちが存在してきた。自分自身に課す期待は計り知れないが、ベストは尽くした。ジェイクは続いた限りではよくやった。

序盤でKOしたかったが、今夜見た通り、ジェイクには闘志がある。ハートもある。全力を尽くしてきたし、そこは称えたい。第一に、多くのファイターが私とリングに上がっていない中で、ジェイクは上がった。第二に、ダウンを奪われても立ち上がろうとし続けたからだ」

実力差のあったポールは、試合の大半で後退しながら戦い、内容は荒れた打ち合いとなった。それでも、元統一ヘビー級王者のジョシュアは予想通り最終的に捕らえ、予定されていた8回戦で勝利を収めた。

「クリンチでは、彼は本当によくやっていた」とジョシュアは語る。「サバイバルモードに入れば、必ず活路を見いだすものだ。私は狙いどころを探していたし、クリンチでも手を出したかったが、彼はうまく腕を封じてきた。見ての通り、手が自由になった場面では、ボディを数発当てにいった。

できる限りは試みた。少し雑な展開にはなったが、体系的に見れば右が当たった。狙い通りに入って、レフェリーが止めた。もっとボディを入れたかったが、今夜はそのタイミングではなかった。将来はあるかもしれないが、最終的には仕事は果たした」

ポール（12勝2敗、7KO）はフットワークに頼り、リングを逃げ回っていたが、イングランドのジョシュア（29勝4敗、26KO）がついに捕らえる。2度の統一ヘビー級王者は5回に2度ダウンを奪い、6回には顎を砕く一撃を決めて勝負を終わらせた。

コンプボックスによると、ジョシュアは146発中48発をヒットさせ、ポールは56発中16発にとどまった。

「もっと良くやらなければならなかった」とジョシュアは語る。「勝利ではあるが、成功ではない。コーチはもっと高いものを求めているし、私自身もそうだ。ただ、時計を巻き戻すことはできない。前に進むしかない。今日のことは過去にする。試合後はSNSでアルゴリズム狙いの盛り上がりもあるだろうが、私にとってはもう終わったことだ。この勝利に甘えることはできない。改善すべき点は多い。だから、満足はしていない」

Manouk Akopyanは『ザ・リング』の主任ライターである。Xおよびインスタグラムは @ManoukAkopyan。