キューバのオリンピック金メダリスト、アンディ・クルスが、自身のアマチュア時代の実績がプロの舞台でも通用することを証明しようとしている。
クルス(5勝0敗2KO)は、6月14日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・シアターで、三代大訓(17勝1敗1分6KO)とIBFライト級挑戦者決定戦を行う。マッチルーム・ボクシングが金曜日に発表する。
「これまで努力と献身を積み重ねてきた。再びリングに上がるのが待ちきれない」とクルスは声明で語る。「この試合は、ただ勝つことだけが目的ではない。自分がこの競技に注ぐ情熱を祖国の人々に示すためのものだ。自分が真の挑戦者であることを証明し、勝利を持ち帰る準備はできている。」
クルスはIBFで3位、三代は5位にランクされている。クルスはまた、『ザ・リング』誌のライト級ランキングで6位に位置している。
IBFのランキングで1位と2位が空位となっているため、この試合の勝者は義務挑戦者としてランキングを上昇し、
引退状態にあるIBFライト級王者ワシル・ロマチェンコ、もしくは新たに暫定王者となったレイモンド・ムラタラのいずれかとの対戦が視野に入る。
29歳のクルスは、次々と与えられた相手を退けながら、アマチュア時代のライバルである
WBOライト級王者キーション・デイビスとの対決を求め続けている。1月にはオマール・サルシード・ガメスに対して10回戦の判定勝ちを収めている。
三代大訓は日本出身の30歳で、昨年12月に丸田陽七太をストップで下し、キャリア唯一の敗戦となった2023年4月の鄭珉浩戦(負傷判定)以降、5連勝を飾っている。
マッチルームはDAZNで放送されるアンダーカードの詳細も発表し、アレクシス・バリエール(12勝0敗10KO)対ロニー・ハインズ(14勝0敗1分8KO)、エルネスト・メルカド(17勝0敗16KO)対ジョナサン・モントレル(19勝3敗13KO)、ザクイン・モーゼス(3勝0敗2KO)対カール・ロジャース(3勝2敗0KO)といった試合が予定されている。
「ニューヨークで大きな夜になる」とエディ・ハーンは声明で語る。「メインイベントは激戦必至だ。リチャードソンにとっては大舞台での初防衛戦であり、ジョージにとってはこの名門アリーナでの素晴らしい思い出がよみがえる機会でもある。
「アンダーカードも見逃せない。アンディは世界でも屈指のライト級選手であり、135ポンド級の王者たちに自分がタイトルを奪う準備ができていることを示す絶好のチャンスだ。」
Manouk Akopyan はザ・リング・マガジンの主任ライター。X(旧Twitter)および
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