アンドリュー・ケインは、2月7日にリバプールのM&Sバンク・アリーナでメキシコの
アレハンドロ・ハイル・ゴンサレスと対戦し、失われた1年を取り戻す一戦に臨む。
アンドリュー・ケイン(14勝1敗、12KO)は、
3月にチャーリー・エドワーズを下して以来試合から遠ざかっているが、アレハンドロ・ハイル・ゴンサレス(19勝6敗3分、11KO)に勝利すれば、
最近WBCバンタム級王座を獲得したRing 118ポンド級3位の
井上拓真への挑戦線上に浮上することを理解している。
リバプール出身のアンドリュー・ケインは、これまでも長期の実戦離脱を経験してきており、その対処には人一倍慣れているが、それでも本音ではよりアクティブに試合をしたいと考えている。
「自分で決められるなら、月に1回でも試合をしたい」とケインは
『ザ・リング・マガジン』に語った。
一連の残酷なKO勝利によって、ケインが最高レベルで成功できる可能性を秘めていると見る識者は多かったが、同時に、大衆的な支持を獲得するためには、その壁を突破させてくれるタイプの相手に対して、自身の価値を証明する段階に来ていた。
元WBCフライ級王者のチャーリー・エドワーズとの一戦は、まさにそれを果たす試合になるはずだった。
両者はリング内外で対照的な存在だったが、ゴングが鳴ると、緊張感がありつつも見応えのあった事前の盛り上がりで生まれた熱は、すぐに消えていった。
チャーリー・エドワーズは、危険なアンドリュー・ケインとの打ち合いを避けるため、できる限りのことをした。その戦い方は理解でき、一定の効果もあったが、試合内容としては見映えのしないものとなった。
アンドリュー・ケインはスプリット判定で勝利したものの、その試合は瞬時に忘れ去られる内容で、本人や陣営が望んだように前進する結果にはならなかった。ここ数カ月は負傷の影響でリング復帰が叶わず、もどかしい12ラウンドの記憶を払拭する機会も得られていない。
「正直なところ、ずっと試合を待っていただけだ。裏ではいろいろなことや政治的な事情も動いているのは分かっているから、ただトレーニングを続けて待っていた」と彼は語った。
「イライラするよね。でもこれがボクシングだ。良い時も悪い時も受け入れるしかない。自分はやるべきことを続けて、相手を倒していくだけだ。最後には、そこにたどり着けると思っている。」
アレハンドロ・ハイル・ゴンサレスは、戦績以上に優れ、タフなタイプの百戦錬磨のメキシコ人だ。2023年5月、25歳だったゴンサレスはホセ・テランにマジョリティ判定で敗れ、戦績は13勝6敗2分となった。それ以降は7連勝を飾り、現在はWBCランキング5位まで浮上している。
ゴンサレスやその脅威に過度に意識を向けるのではなく、ケインはトレーナーのポール・スティーブンソンに戦略の構築を委ねるつもりだ。
アンドリュー・ケインは大きな本命として試合に臨むが、29歳となった今、一つのミスも許されないことを理解している。
「いや、まだ相手は見ていない。特別な理由があるわけじゃなくて、ただ見ていないだけだ。たぶん少しはチェックすると思うけど、まだだ。」
「相手を見るのはポールに任せるけど、分かっていることは分かっている。この男に限らず、誰であれ俺の街やリングに入ってきて、俺の人生を奪おうとするなら、俺を殺すしかない。」