ライトヘビー級のコンテンダー、アルベルト・ラミレスが6月5日、モントリオールのモントリオール・カジノでマイケル・アラン・フラナリーとメインイベントで対戦する。
当初、このEye of The Tiger主催の興行は
イマム・ハタエフとアルトゥール・ビヤルスラノフの一戦がメインイベントとして予定されていたが、度重なる対戦カードの変更により問題が生じていた。
まず最初に、
ハタエフが7月12日にニューヨークのルイ・アームストロング・スタジアムで開催される『ザ・リング』主催の興行で、デビッド・モレル・ジュニアとの対戦オファーを受けた。続いてビザの問題により、ラミレスとビヤルスラノフの対戦相手が変更される事態となった。
とはいえ、興行は続行される。
セミファイナルの10回戦では、無敗の新鋭ウェルター級クリストファー・ゲレーロ(14勝無敗、8KO)が、ウィリアムス・アンドレス・エレラ(17勝4敗、7KO)と対戦する。
アンダーカードの筆頭には、アルトゥール・ビヤルスラノフ(18勝無敗、15KO)とアントニオ・コラード(19勝1敗、3KO)によるジュニアウェルター級10回戦が組まれている。
また、アグレッシブなスタイルで知られるライトヘビー級のメフメット・ウナル(12勝無敗、10KO)は、ヤン・チェルクレビッツ(14勝2敗、3KO)との10回戦に臨む予定。
急成長中のスーパーミドル級モレノ・フェンデロ(10勝無敗、8KO)は、8回戦でクリスタプス・ブルマイスターズ(13勝3敗、5KO)と対戦。
さらに、最近プロ契約を結んだワイアット・サンフォード(1勝無敗、1KO)は、4回戦でトーマス・ラストロ(2勝無敗、1KO)と対戦予定。また、エリック・イスラエリアン(1勝無敗、1KO)は、アレックス・ガニョン(0勝2敗1分)との4回戦で連勝を狙う。
ラミレス(20勝無敗、17KO)は、ライトヘビー級で『ザ・リング』誌のランキング第6位に位置しており、2016年リオデジャネイロ五輪ではベネズエラ代表として出場。16強で敗退している。従兄には元IBFスーパーミドル級王者のホセ・ウズカテギがおり、彼の支援によりメキシコでプロデビューへの道が開かれ、そこで初戦から9連勝を飾った。
その後、33歳のサウスポーであるラミレスは新たな道を選び、ロシアでアルトゥール・ベテルビエフとのトレーニングキャンプで印象的なパフォーマンスを披露。無敗だったブライアン・スアレスを初回ノックアウトで衝撃的に下し、アルトゥール・ジヤトディノフには10回戦で判定勝ち。さらに、元世界タイトル挑戦者のアダム・デイネスを地元での凱旋試合で7回TKOに下し、直近ではマルコ・カリッチを3回テクニカルノックアウトで破っている。
フラナリー(13勝無敗、11KO)はイギリス生まれだが、2016年にタイでプロデビューを果たした。現在もタイを拠点にしており、これまでの試合のうち1試合を除くすべてをタイで戦っている。
28歳のフラナリーがこれまで対戦した相手のうち、4ラウンドを超えたのはわずか1人のみ。直近の試合では、ラッタウット・トンガラムを3回テクニカルノックアウトで下している。
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