強打を誇るイマム・ハタエフとアルトゥール・ビヤルスラノフの2人が、それぞれ別の試合でリングに登場。6月5日、モントリオールのモントリオール・カジノで行われるEye of The Tigerの興行でダブルメインイベントを務める。
両者の対戦相手やアンダーカードの詳細は後日発表される予定だが、現時点で分かっているのは、ハタエフとビヤルスラノフの両者がそれぞれのNABF王座を防衛戦として戦うということだ。
「アルトゥールとイマムは、よくアルトゥール・ベテルビエフと比較されるアスリートだ」とEye of The Tiger代表のカミーユ・エステファンは語った。「それは、私たちがここで抱えているボクシングのレベルの高さ、そして彼らが秘めているポテンシャルの大きさを物語っているよ。」
「彼らはケベック・ボクシングの新たな偉大な章の始まりを象徴する存在だと、私は疑っていない。」
ライトヘビー級で「リング」誌ランキング10位のイマム・ハタエフ(10勝無敗、9KO)は、2020年東京オリンピック(2021年に延期)でロシア代表として銅メダルを獲得した。その後、2021年11月にプロ転向し、拠点をオーストラリアに移した。
その後、活動拠点をカナダに移したハタエフは、コンスタントに試合をこなしながら着実にレベルの高い相手と戦ってきた。30歳の彼は、タフなリチャーズ・ボロトニクスに6回TKO勝ち、ベテランのエセキエル・マデルナには7回TKO勝ち、無敗のキューバ人ユニオール・メンデスには3回TKO勝ち、そして直近ではダーベル・パラシオに10回判定勝ちを収めている。
ビヤルスラノフ(18勝無敗、15KO)はチェチェン生まれだが、幼い頃にカナダへ移住した。アマチュアとしても優れた実績を持ち、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックではカナダ代表として出場し、準々決勝まで進出している。
29歳のサウスポーであるビヤルスラノフは、2018年秋にプロデビューを果たした。当初は目立った加速こそなかったものの、着実に歩みを進める“スロースターター型”の成長を見せてきた。 ビヤルスラノフは昨年初めにEye of The Tiger(EOTT)と契約した。2023年6月には、同門のスティーブ・クラゲットが以前保持していたNABFスーパーライト級王座を獲得し、すでに3度の防衛に成功している。中でも注目すべきは、今年2月にモハメド・ミムーンを2ラウンドTKOで下し、彼を初めてストップしたことだ。
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