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10代の夢:17歳のアダム・マカ、マディソン・スクエア・ガーデンでのデビュー戦で輝く機会を楽しむ
インタビュー
Matt Penn
Matt Penn
RingMagazine.com
10代の夢:17歳のアダム・マカ、マディソン・スクエア・ガーデンでのデビュー戦で輝く機会を楽しむ
アダム・マカはまだ17歳にすぎないが、「明日にも世界のトップと戦う準備ができている」と断言する。


先週、マッチルームはアダム・マカとの契約を発表した。バンタム級でプロデビューを果たす予定のマカは、ヨーロッパジュニア選手権や国内大会で複数のタイトルを獲得した輝かしいアマチュア戦績で注目を集めていた、ブライトン出身のティーンエイジャーだ。


マカのマネージャーであるサム・ジョーンズは、『ザ・リング・マガジン』との会話の中で、彼を「常軌を逸した存在」と表現した。その表現についてマカに尋ねると、彼は微笑んだ。


「10歳の小さな子どもの頃からボクシングを始めて、人を倒そうとしてきたし、KOしようとしてきた」と、マカは『ザ・リング・マガジン』に語る。


「それから14歳くらいになって、スパーリングで相手を倒すようになったし、試合でも人を本気で痛めるようになった……ヘッドギアと大きなグローブを着けていても同じだった。たぶん、それで[ジョーンズが]ああ言ったんだと思う。実際、8歳のときに相手を止めた映像も残っているんだ。

アマチュアの中には、そういう“殺気”がない選手もいると思う。相手を痛めつけても、追い打ちをかけようとしない。ジャブの後ろに隠れてしまう。でも俺は違う。相手を効かせた瞬間に襲いかかる。

いいか、観客はジャブやフットワークなんて見たくないんだ。そういうのが好きなファンなんて、ごくわずかだ。みんなが求めてるのはKOとスリルだよ。」


マカはアマチュア時代の指導者であるダン・ウォレッジのもとでトレーニングを続ける。ウォレッジは、ケント州セント・メアリーズABCからモーゼス・イタウマをプロの世界へ導き、すでに6戦目まで進ませた実績を持つ。


イタウマは、史上最年少のヘビー級世界王者になることを目標に掲げていた。その記録は約40年前、マイク・タイソンがトレバー・バービックを2ラウンドで粉砕して打ち立てたものだ。現在イタウマはWBOランキングで2位にまで上り詰めているが、今年初めにその“タイソンの記録”達成の期限を逃してしまった。



マカは、イングランド代表キャンプ時代のチームメートだったイタウマを上回る活躍を目指している。具体的な目標時期は定めていないものの、自身はすでに世界王者クラスの選手とも戦える実力があると感じている。

「今すぐ誰とでも戦える準備はできている」と彼は語る。「あとはチームの判断と適切な導きに任せるよ。これから2年間は経験を積んで、ビッグファイトにも挑戦したい。10勝か12勝くらいして、しっかりとした試合に臨めればと思ってる。でも、今この瞬間でも世界中の誰とでも戦えるよ」

「目指すのはマルチ階級制覇だ。バンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級――全部獲りにいくよ」

マカの自信の大きさを測りたいなら、参考になるのは現在その階級付近で王者として君臨する井上尚弥(ザ・リング誌のパウンド・フォー・パウンド2位)や、中谷潤人(同7位)といった存在だ。


大きな言葉には、それを証明する大舞台がふさわしい。マカにとってそれは、ニューヨークでの試合という形で実現する。


彼は、6月14日にマディソン・スクエア・ガーデンの小ホールで行われるリチャードソン・ヒッチンズのIBF世界ジュニアウェルター級タイトル防衛戦(対ジョージ・カンボソス・ジュニア)のアンダーカードでプロデビューを果たす。


マカが子どもの頃に憧れた存在のひとりも、1980年代にマディソン・スクエア・ガーデンで戦っていた。しかし、それはミッチ・グリーンと対戦したヘビー級の怪物マイク・タイソンでも、エドウィン・ロサリオにスプリット判定で勝利してWBCライト級王座を防衛したプエルトリコのレジェンド、エクトル・カマチョでもなかった。

彼が憧れたのは『ロッキー』シリーズの第3作で、敵役クラバー・ラング(ミスター・Tが演じた)と戦ったロッキー・バルボアだった。ボクシングの聖地であるMSGを舞台にした映画だった。

マカのボクシングに対するテレビ観戦の関心は、子どもの頃は『ロッキー』シリーズとアルツロ・ガッティの映像に限られていた。

「ロッキーとアルツロ・ガッティだね」とマカは笑いながら語る。「この2人だけ。本当はボクシングをそんなに見ないんだ。ロッキーの映画ならいつでも見られるし、ガッティのハイライトもね」

「正直なところ、実はボクシングの大ファンってわけじゃない。もちろん今はイベントにも行くようになったけどね。ユーバンク対ベンのカードにも行ったし、2月のジャック・キャタロールの試合にも行った。でも、常にボクシングの環境にいると、自由な時間には離れたくなるんだ」

「人がテレビで試合を観てて、俺がスマホいじってる写真を送ってきたりするんだけど、家でも親父がボクシング好きだから『おい、ボクシング始まるぞ』って呼ばれる。俺は『あー、5分だけ見るわ』って感じで行って、またすぐ部屋に戻るんだよね」

それでも、プロデビュー戦でニューヨークに行くことには、マカも興奮を隠さない。

「まだ実感がわかないけど、入場のときにようやく感じるかも。アメリカに行くのも初めてだし」

「正直、マディソン・スクエア・ガーデンは俺が唯一『いつかここで試合したい』って思ってた場所なんだ。そこにデビュー戦で立てるなんてね」

緊張については、マカは特に感じていないという。リングの外では、ほとんどのZ世代と同じように「プレイステーション」と「まったり」が彼の趣味だ。試合週も特別なことはなく、ただ試合開始のゴングが鳴れば“戦闘モード”に切り替わる。

「試合前は、なるべくボクシングのことを考えたくないんだ」と彼は言う。「気を紛らわせることをいろいろやるよ。ゴングが鳴った瞬間、スイッチが入って戦闘モードになる。アクション満載で、花火みたいな試合になると思うよ」

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