プロ入りからわずか4年・19戦目にして、
アブドゥラ・メイソンは現役男子最年少の世界王者まであと1勝に迫る。
「これはずっと待ち望んできたことだ」とメイソンは『ザ・リング』誌に語る。「このチャンスは必ず来るとわかっていた。プロになって以来、ずっとそのために準備してきたんだ。」
クリーブランド出身のメイソン(19戦19勝17KO)は、ボクシング界屈指の有望株として注目を集め、直近2試合でさらにワンランク上の実力を証明する。サウスポーのメイソンは、4月5日にカルロス・オルネラスを6回TKOで撃破し、
続く6月7日にはジェレミア・ナカティラを5回でストップする完勝を見せた。無敗同士の対決となるメイソン対
ノークス(17戦17勝15KO/イングランド・メイドストーン)は、メイソンにとって初の12回戦となる。
28歳の英国人ノークスはこれまでに2度の12回戦をフルに戦い、通算6試合で12回戦に臨む経験を持つ。一方のメイソンは、19戦の中でいまだに6回を超えて戦ったことがない。
メイソンにとって、11月22日は単なる世界タイトル挑戦の日ではない。これまでのキャリアを通して、彼の傍らには常に父でありトレーナーの存在、そして4人の兄弟たちがいた。ノークスを下し勝利を手にできれば、自身と家族にとって大きな道が開けると彼は信じている。
「自分にとって本当に大きな意味を持つ試合になる」とメイソンは語る。「この11月に世界タイトルを獲れば、俺はボクシング界の現役男子最年少の世界チャンピオンになる。それが兄弟たちのためにも、そして俺自身がこのスポーツでさらに活躍できる道を開くきっかけになると思う。ワクワクしているし、この試合は俺たち全員を突き動かす原動力になる。」