バージニア州ノーフォーク発――キーショーン・デービスは、金曜午後の計量でリミットを4.3ポンドオーバーしたことで、WBOライト級王座と7ケタのファイトマネーを自ら棒に振る結果となった。
エドウィン・デ・ロス・サントスのプロモーターであるサンプソン・ルコウィッツは、金曜夜にザ・リングへ語り、デ・ロス・サントスのトレーナー兼マネージャーであるウンベルト・ベタンコートと共に、土曜夜にデービスの地元スコープ・アリーナで予定されていた12ラウンドのメインイベントに出場させない決断を下したと明かした。
ルコウィッツと
デービスのプロモーション代表カール・モレッティは、
デ・ロス・サントスに対する多額の罰金と、2日目の計量における制限について何時間にもわたって交渉を行った。しかし最終的にルコウィッツとベタンコートは、あまりにも体重差のある相手とは試合をさせるべきではないと判断した。
デービスは公式計量で139.3ポンドを記録し、翌日午前9時に行われる2日目の計量で149.5ポンドを超えないことに同意していたが、そのメインイベント自体がキャンセルとなった。デ・ロス・サントスは契約体重の134.7ポンドで計量をクリアしており、もし試合が実施されていれば、はく奪されたWBOライト級王座の獲得資格を有していた。
ザ・リングの確認によれば、デービスのプロモーターであるボブ・アラム率いるトップランク社は、試合中止にもかかわらず、デ・ロス・サントスに約40万ドルとされるファイトマネー全額を支払う方針だという。デービス対デ・ロス・サントス戦のキャンセルについては、ESPN.comが最初に報じた。
これにより、ESPNのダブルヘッダーで当初セミファイナルに予定されていた左構えのライト級コンテンダー、アブドゥッラー・メイソン(18勝0敗、16KO)とナミビアのジェレミア・ナカティラ(26勝4敗、21KO)の一戦が、メインイベントに昇格することとなった。
デービスの兄でありサウスポーのケルビン・デービス(15勝0敗、8KO)と、ニュージャージー州シックルビル出身のナヒール・オルブライト(16勝2敗、7KO、1ノーコンテスト)が、ESPN中継の10ラウンド・セミファイナルで対戦することになった。ケルビン対オルブライトは当初、非中継アンダーカードの最後の試合として予定されていた。
ESPNによる2試合構成の放送は、アメリカ東部時間で午後10時、イギリス時間では午前3時に開始される予定となっている。
Keith Idec はザ・リングの上級記者兼コラムニスト。X(旧Twitter):@idecboxing にて連絡可。