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ザック・パーカー「ジョシュア・ブアツィ戦が俺の闘志に火をつけた」
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John Evans
John Evans
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ザック・パーカー「ジョシュア・ブアツィ戦が俺の闘志に火をつけた」
マンチェスター(イングランド)発―ザック・パーカーは長年にわたりスーパーミドル級やライトヘビー級のランキング上位に定着してきたが、31歳のダービー出身者はいまだ大物との対戦や、世界タイトル挑戦につながるインパクトある勝利を掴めずにいた。

11月1日、ついにパーカー(26勝1敗、18KO)にそのチャンスが訪れる。


彼は11月1日、マンチェスターのコープ・ライブ・アリーナで行われる12回戦ライトヘビー級戦でジョシュア・ブアツィ(19勝1敗、13KO)と対戦する。試合はDAZNで中継される。

2022年11月、パーカーはWBOの指名挑戦権を懸け、統一スーパーミドル級王者サウル “カネロ” アルバレスへの挑戦まであと1勝のところにいた。

しかしジョン・ライダーとのWBO暫定王座決定戦で右手を深刻に骨折し、試合は無念の形で早期終了。そのわずか半年後、ロンドン出身のタフなライダーが“カネロ”と対戦するのを、自宅で見守るしかなかった。

それ以来、パーカーは足踏み状態が続いている。


今年2月、パーカーはライトヘビー級デビュー戦として、『ザ・リング』誌同級10位のウィリー・ハッチンソンと対戦契約を結んだ。しかし試合のわずか数日前、ハッチンソンは肩の脱臼で離脱。パーカーは興行に残り、危険ではあるが無名の代役ミカエル・ディアロと対戦した。

パーカーは強打を誇るフランス人ディアロを10ラウンドにわたりアウトポイントし勝利したものの、その評価はほとんど得られなかった。

ライダー戦での敗北以降、これで4連勝となったが、世間の注目を集めることはできず、ブアツィ戦ほど大きな反響を呼ぶものはなかった。





ついにパーカーにとって本腰を入れるべき試合が訪れた。

「ずっと大物との対戦を待っていたし、当然これ以上の相手はそうそういない」と彼は『ザ・リング』に語った。

「俺はWBOで4位にランクされていて、そのすぐ上にキャラム・スミスがいる。だから勝者は本当にいい位置につけるんだ。こんなチャンスを待ち続けてきたし、両手で掴みにいくつもりだ。」

パーカーがハッチンソン戦消滅の失望を味わってからわずか2週間後、ブアツィは元スーパーミドル級王者キャラム・スミスに敗れ、WBO暫定ライトヘビー級王座を失っていた。


ブアツィとスミスが繰り広げた12ラウンドの激闘は、あらゆる「年間最高試合」候補に挙がること間違いないだろう。しかし、長く待ち望んだ世界タイトル挑戦が目前に迫っていた中で無敗記録を失った失望に比べれば、その称賛もわずかな慰めに過ぎない。

試合から数週間後、ブアツィのボクサー社との契約は終了し、彼はクイーンズベリーと新たにプロモーション契約を結んだ。

一方、パーカーは2021年以来クイーンズベリーに所属しており、ブアツィがそのデビュー戦で自分を踏み台にしようとするのを断固として阻止する決意だ。

「クリップを見たよ」とパーカーはブアツィのスミス戦について語った。




「近いうちにじっくり見返すつもりだ。見た限りでは本当に激しい試合で、止まることなく打ち合っていた。

キャラムはインファイトを好むから、自分で試合を難しくした部分もあると思う。ただ、キャラムが何度かブアツィをグラつかせていたのも見た。いい試合だったように見えたよ。

スタイルの違いが試合を作るんだ。自分を判断できるのは直近の試合だけで、彼は明らかにそこで結果を残せなかった。でも、クイーンズベリーが俺を相手に選んだのなら、何かを見込んでいるんだろう。俺はそれが間違いだと証明してみせる。」

パーカーは控えめでスポットライトを好まず、対戦相手や試合について本音を口にすることはほとんどない。

しかし、公式ポスターの最前面に自分の顔が載ったことで、心の奥に何かが灯ったようだ。

彼の言葉のトーンには、これまでと違う力強さがにじむ。ブアツィの方が知名度が高く、ファンの多くが自分の敗北を予想していることも理解している。

だが彼は、その現実を否定的に捉えるのではなく、むしろ受け入れて「包囲されている」という意識を武器に変えている。



「そうさ、闘志に火がついたよ」と彼は言った。

「みんなが俺の味方じゃないのがいい。俺は人気者じゃないし、勝ち候補でもない。むしろ逆の立場が好きなんだ。その方が毎日もっとハードに練習できるし、人々の予想を覆すのが大好きだからね。

キャリアを通してずっとそうしてきた。小さな会場の興行から始めて、ビッグプロモーターたちはみんなチームGBの選手ばかり推していたけど、俺は険しい道を登ってきた。

今ここにいるのは、証明するためだ。世界の舞台に自分を示すために。」

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