武居由樹は日本・横浜で行われた試合で、ユッタポン・トングディーを破壊的な1ラウンドTKOで下し、WBOバンタム級王座の防衛に成功した。
武居由樹(11勝0敗9KO)は失った時間を最高の形で取り戻した。開始2分以内に3度のダウンを奪い、
ユッタポン・トングディー(15勝1敗9KO)は立ち上がる間もなく圧倒される強烈な勝利を飾った。
右肩の関節唇を負傷し、今回の最新タイトル防衛戦が2度延期された影響を受けた28歳のサウスポーは、開始から一気に攻勢をかけた。バンコクからの挑戦者はカウンターパンチの鮮やかさに対応できず、何度もクリーンヒットを浴びた。
トングディーが連続した有効打を受けてロープに詰められた後、レフェリーのクリス・ヤングが1ラウンド2分7秒で試合をストップした。武居の払うような右ストレートが31歳の挑戦者を序盤で倒し、その一連の攻撃が試合の流れを決定づけ、続く猛攻を耐え抜く余地はなかった。
武居由樹のハイライト級のフィニッシュは、試合観戦者の興奮をさらに高め、将来有望なバンタム級の未来を期待させるものとなった。今回、彼はかつて完全統一スーパーバンタム級王者である井上尚弥(30勝0敗27KO)がリングサイドで見守る中、爆発的な2度目の防衛を果たした。
WBC王者の
中谷潤人(30勝0敗23KO)は6月8日にIBF王者の西田凌佑(10勝0敗2KO)と、無敗対決を繰り広げる。一方、WBA王者の堤聖也は負傷により暫定王者となり、アントニオ・バルガスが正規王者に昇格した。
118ポンド級は確かな手に委ねられており、今年後半には完全統一王者誕生に一歩近づくかもしれない。