ラモント・ローチは、
ジャーボンテイ・デイビスを巡るごたごたを正式に乗り越え、デイビスの元対戦相手と対戦することになった。
ワシントンD.C.出身の30歳ローチは、12月に
アイザック・クルスと拳を交えると「ザ・リング」のマイク・コッピンジャーが
で報じた。具体的な日程や開催地はまだ発表されていない。
ローチ(25勝1敗2分、10KO)は、キャリアで初めて140ポンドで戦う予定で、これが3階級連続で異なる階級での試合となる。
ここ2カ月ほど、ローチはWBAライト級王者ジャーボンテイ・デイビスとの再戦が次戦になると信じていた。2人は3月1日、ブルックリンのバークレイズ・センターで初対戦し、
結果はマジョリティー・ドローだった。
デイビスは即時再戦条項を行使し、もちろんローチも歓迎した。しかし「タンク」は土壇場で裏切った。
デイビスは、11月にアトランタのステートファーム・アリーナでユーチューバーからプロボクサーに転身したジェイク・ポールとエキシビションマッチを行うと発表し、ローチは対戦相手を失うことになったのだ。
一方、2021年12月にデイビスに僅差の判定で敗れた後、クルス(28勝3敗1分、18KO)は4連勝を飾り、その中には140ポンドでの世界タイトル獲得も含まれていた。
しかし、その王座は長続きせず、昨年8月にホセ・バレンズエラに完敗して失ってしまう。
それでもクルスは再び立ち上がり、2連勝を収めた末にWBC暫定スーパーライト級王座を獲得し、再び大一番へと駒を進めた。