今回のキャンプで、統一世界スーパーウェルター級王者を経験した
ジャロン「ブーツ」エニスと、無敗のキューバ人ミドル級ノックアウトアーティスト、
ヨエンリ・エルナンデスが主な
スパーリングパートナーを務めている。
「試合に向けて準備するにはスパーリングが非常に重要である。当然ながら、彼らは対戦相手と同じくらい優れていなければならない」とアルバレスは試合までの過程を描いたNetflix二部構成のカウントダウン番組で語った。
「スパーリングは一番楽しめる練習だ。毎日でもやれるが、[指導者のエディ・レイノソは]好まない……クロフォードは本当に優れたファイターであり、自分にとってチャレンジになる。違う相手だからこそ、サウスポーともオーソドックスともスパーリングする必要がある」
「誰もがあのスタイルには苦戦する。しかし自分はそのために取り組んでいる。そして今の自分にはあらゆるスタイルに対処できる経験がある。自分は違う。言われるように、彼が2階級上げて挑んでくる以上、失うものがあるのは自分の方だ。しかし、常に自分を試すのが好きなのだ」
アルバレス(63勝2敗2分、39KO)は、プロ通算56戦の中で7人のサウスポーと戦い、無敗を維持している。しかし、過去10年間で対戦したサウスポーはわずか2人にとどまる。
最後にサウスポーと対戦したのは2023年の地元メキシコでの凱旋試合で、ジョン・ライダーをダウンさせ、血まみれにし、打ちのめして判定勝ちした時であった。その他、56戦の中でサウスポー相手に収めた勝利は、ビリー・ジョー・サンダース(8回終了TKO)、ジェームス・カークランド(3回KO)、エリスランディ・ララ(12回判定2-1)、オースティン・トラウト(12回判定3-0)、ライアン・ローズ(12回TKO)、リカルド・カノ(12回判定3-0)戦で挙げている。
一方、クロフォード(41勝無敗、31KO)は、試合前のビルドアップの中で「史上最高のスイッチヒッター」と自称しており、小柄ながらもアルバレスにとって非常にやりにくい相手となる可能性が高い。
「テレンス・クロフォードは最高のファイターの一人だ。しかし自分もそうだ。だからこの試合を受けた。試合の規模を見れば分かるだろう」とアルバレスは語った。「彼には自信がない。100%やり遂げられるという確信がない。だが自分はやり遂げる。自分は勝者だ。勝つ。そう感じている……」
「自分のスタイルは変わらない。何でもできる。ボクシングもできるし、前に出ることも、カウンターも打てる。やりたいことは何でもできる。この試合はボクシング史上最高の一戦の一つになると思う。すべてが懸かっている。我々のレガシーも含めて。ボクシングにとって大きな瞬間である」
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。 X (旧Twitter)およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。