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無敗のフェザー級ボクサー、アルフィー・ミドルミスがテレビの世界からボクシングリングへ転身:「夢を生きている」
インタビュー
John Evans
John Evans
RingMagazine.com
無敗のフェザー級ボクサー、アルフィー・ミドルミスがテレビの世界からボクシングリングへ転身:「夢を生きている」
アルフィー・ミドルミスにとって、“ライト、カメラ、アクション”は決して初めての世界ではない。

この21歳のフェザー級ボクサーは俳優一家の出身で、自身も数多くのテレビ出演歴を持つ。

撮影現場での経験は、繰り返しリハーサルを行い、物事を自然にできるまで練習する重要性を彼に教えた。また、生放送やクルーの前で決められた動きをこなすプレッシャーへの対処法も心得ている。

しかし今では、ミスを犯したときの代償ははるかに大きい。

「今、夢を生きているんです」と語るミドルミス(3勝無敗)。父親のフィル・ミドルミスは、イギリス最長寿のソープドラマ『コロネーション・ストリート』で長年活躍していた俳優だ。

「他にもいろんな道があったけれど、僕はボクシングが大好きなんです。戦うことが好きだし、この道は自分のためにあると思ってます。

家族にはボクシングをやった人なんて一人もいなかった。でも僕は昔から負けず嫌いな子で、常にスポーツでトップレベルを目指してた。ボクシングはまさに僕向き。全てのプレッシャーが自分にかかる。それが最高なんです。『プレッシャーがダイヤモンドを生む』ってよく言うけど、本当にそう思ってるし、大舞台に立つ準備はできてます」

俳優業も彼が選べた道の一つにすぎない。唯一の確かなことは、どんな道を選んでも“自分の運命は自分で切り開きたい”という思いだった。

「子どもの頃はサッカーやクリケットも高いレベルでやってたけど、いつもバッティングばかり気にしてた。チームが勝つことよりも、自分が何点取ったかにこだわってたんです。チームスポーツとしてはあまり良くない考え方ですよね。でもボクシングは違う。完全に僕に向いてます」

今の彼の挑戦は、“俳優上がりがボクシングブームに乗じて話題を集めようとしている”というありがちなケースとは違う。


ミドルミスは長年アマチュアとしてボクシングに取り組み、イングランド選手権とノースウェスト選手権を制した実績を持つ。プロ転向後は、ウォークデンにあるジムでジェイミー・ムーアとナイジェル・トラヴィスの指導を受けながらトレーニングを重ね、整った技術を持つボクサー型ファイターとして成長を遂げている。




「僕のスタイルは昔からプロ向きだと言われてきました」とミドルミスは語る。「アマチュア時代からプロのジムで練習していて、周囲の誰もが“プロでも通用するスタイルだ”って言ってくれてました。今のところその通りになってますけど、7月5日は違う一面を見せたいと思ってます。エキサイティングな試合をして、KOで勝ちたいですね」

かつてアグレッシブで常に前に出るスタイルで人気を博したムーアだが、いまは選手たちにそれぞれの強みを生かすボクシングを指導している。そんな中、ミドルミスの“攻める宣言”についてどう考えているのか?

「彼には“無理をするな”って言われてるけど、7月5日は待ち伏せモードで行くつもりです。自分がどういうボクサーなのか、皆に見せてやりますよ」

2024年12月にPeople’s Fighters主催のイベントでプロデビューして以来、ミドルミスはQueensberryやMatchroomの興行にも出場し、順調にキャリアを積み重ねている。今後もチャンスはどんどん巡ってくるはずだ。

ムーアのジムには、すでにチャンピオンレベルで活躍している選手たちもいれば、有望な若手プロたちも多数在籍しており、ミドルミスは彼らから刺激を受けつつ、共に成長できる理想的な環境に身を置いている。


彼は、今後数年間にわたってビッグファイトに関わっていくことが確実視されているジャック・キャタロールや、クルーザー級の有望株パット・ブラウン、無敗のライトヘビー級コンナー・タズベリーといった選手たちの後を追う形で、順調にキャリアを築いていけるはずだ。



「プロのトレーニングキャンプはアマチュア時代とはまったく別物ですが、ジムには素晴らしいお手本となる選手たちがいます。ジャック・キャタロールなんてまさにプロ中のプロで、彼のような存在を見ていれば、自分のトレーニングやキャリアをどう築くべきか自然と見えてきます」とミドルミスは語る。

「僕には見習うべき存在がたくさんいて、それが自分のキャリアにも確実にプラスになってるんです。

僕は常にジムにいます。本当に“ジム中毒”なんです。よく“リングの下に住んでる”って冗談を言われるくらい、いつも手を巻いてスパーの準備をしてます。それくらいボクシングが大好きなんです。みんなも言うでしょ?“好きなことをしていれば、それは仕事じゃない”って」

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