タイソン・フューリーが再びリングに立つ準備を進めているようだ。
元ヘビー級王者のフューリーは、昨年12月に
オレクサンドル・ウシクに2戦連続となるユナニマス・ディシジョン(判定)負けを喫した直後、今年1月に再び引退を宣言していた。
しかし“ジプシー・キング”ことフューリー(34勝2敗1分、24KO)は、正式にグローブを吊るすことができず、37歳となる彼は2026年に再びリングへ戻る決意を固めたようだ。
「先週、彼と話をした。彼は『来年(2026年)復帰して試合をするつもりだ』と言っていた。やる気は十分だ」と、長年のプロモーターであるフランク・ウォーレンはDAZNに語った。
「今年は非常に忙しい一年だった。試合こそなかったが、彼のドキュメンタリーやNetflixのシリーズ『At Home with the Furys(フューリー家の素顔)』の撮影が続いていたからね。
さらに、彼はもう一本別のドキュメンタリー作品を仕上げている最中で、他にも手がけたいプロジェクトがある。だが、彼自身が『来年は絶対に戦いたい』と明言している。だから、これから話し合って決めるつもりだ。」
フューリーにとって最も望ましい選択肢は、同じイギリス出身で2度の統一ヘビー級王者
アンソニー・ジョシュアとの超ビッグマッチである。
ジョシュア(28勝4敗、25KO)は来週36歳の誕生日を迎えるが、昨年9月に
ダニエル・デュボアに5ラウンドKO負けを喫して以来、リングから遠ざかっている。
フューリーとジョシュアはここ数か月の間、5年以上にわたって待ち望まれてきたこの対戦を、互いの正式な引退前に必ず実現させたいと繰り返し語っている。
「アル・シェイク閣下はAJ対フューリーを実現したがっている。これは秘密でも何でもない」とハーンは語った。「彼はこの競技で最大の試合を実現したいと考えており、今のボクシング界で最大の試合がまさにそれだ。あとは我々の側で合意を固める必要がある。その後は、フューリーをリングに上げられるかどうかはトゥルキ閣下次第だ。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。
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