タイソン・フューリーは、ヘビー級の新星
モーゼス・イタウマが世界タイトル戦を手にすれば、オレクサンドル・ウシクを「破壊する」と予想している。
イタウマは、土曜日夜にリヤドのANBアリーナでディリアン・ホワイトをわずか2分以内で切り倒し、
世界ボクシング界で最も有望なプロスペクトとしての評価をさらに高めた。
ホワイト戦での鮮烈な勝利により戦績を(13勝0敗11KO)としたチャタム出身のスターに関しては、次に誰と対戦するのか早くも注目が集まっている。対戦候補としてはオットー・ワリンやジャーメイン・フランクリンの名前が挙がっており、さらにWBOランキング1位に位置する彼には世界タイトル挑戦の可能性も浮上している。
次に統一王者ウシクと対戦する予定なのはWBO暫定王者ジョセフ・パーカーである。しかし、
ウクライナ人王者ウシクは負傷を理由に、その一戦に向けた交渉期間の延長を正式に要請した。
さらに、ウシクがその王座を返上する可能性も指摘されており、その場合はパーカーとイタウマによる空位王座決定戦が実現する道が開けることになる。あるいは、20歳のイタウマがウシクに対して直接挑戦すべきだという声も日ごとに高まりつつある。
ケント州チャタム出身の若きイタウマが、経験豊富なウシクに対しても優位に立つと考えている人物の一人が、二度のヘビー級王者に輝いたフューリーである。
「ジプシー・キング」ことフューリー(37歳)は、2024年にウシクとの連戦に敗れたのち引退を表明した。しかし彼は、イタウマこそ自分にはできなかったこと、つまり無敗の24勝(15KO)を誇る“魔術師”ウシクを倒すことができると予言し、しかもスタイルで上回ると語っている。
フューリーはインスタグラムでこう語った。「ボクシングは若者のスポーツだ。私はウラジミール・クリチコが37歳のときにもそう言った。若者のスポーツであり、誰も待ってはくれない。
モーゼス・イタウマは、この階級から老人たちをすべて追い払うだろう。ウシク、AJ(アンソニー・ジョシュア)、(ジャレル)ミラー。誰であろうと年寄りは駄目だ。(チャン・ツィーレイ)、ルイス・オルティス。過去のビッグネームたちはみな使い果たされた存在だ。
今の世界王者で、私のベルトを渡されたウシクですら、モーゼスは破壊するだろう。若者対老人という構図では、老人は若者に太刀打ちできないのだから。」