両者の契約書はまだ完全に締結されたわけではないが、デレク・チゾラとデオンテイ・ワイルダーの一戦は、
着実に実現へと近づいているようだ。この2人のヘビー級コンテンダーが対戦する可能性については、ワイルダーの共同マネジャーであるシェリー・フィンケルが認めている。正式な日程はまだ決まっていないものの、
タイソン・フューリーは、かつての宿敵同士が激突する姿をリングサイドで観戦するのを待ちきれない様子だ。
チゾラと
ワイルダーのことを、フューリーほど知り尽くしている人物は少ない。元ヘビー級王者のフューリーは、この2人に対して通算5勝0敗1分という戦績を残している。その経験から、勝者だけでなく、決着のつき方まで見えているという。
「俺は仲間の“ウォー・チゾラ”がストップ勝ちすると見る」と、フューリーは自身のインスタグラムに投稿した自撮り動画の中で語った。
フューリーの予想は、少なくともある程度は、ここ数年におけるワイルダーの精彩を欠いたパフォーマンスに基づいている。フューリーに敗れた後、ワイルダーは2023年末にジョセフ・パーカーに敗戦し、さらに2024年夏には張志磊にストップ負けを喫した。
ワイルダー(44勝4敗1分、43KO)は、昨年9月にタイレル・ハーンドンに勝利して立て直した。
一方のチゾラは、近頃素晴らしい内容を見せている。ジェラルド・ワシントン、ジョー・ジョイス、オットー・ワリンに対する3連勝は、主要団体にも強い印象を与えており、IBFでは2位、WBOでは6位にランクされている。
さらにフューリーは、旧友が有終の美を飾る姿を見たいとも考えている。チゾラ(36勝13敗、23KO)は、この試合が自身50戦目であり、これが最後のリング登場になると繰り返し語ってきた。フューリーは彼を応援するつもりだが、それ以上に、かつての宿敵同士が拳を交える可能性があること自体を喜んでいる。
「これは素晴らしい試合になると思う」とフューリーは続けた。「俺はこの2人とそれぞれ3回ずつ戦ってきたが、本当に、本当に良いカードだと思う」。