「ソウル・テイカー」から魂が抜け落ちた。
チュー(25勝3敗18KO)は初回にダウンを喫し、その後も試合の中で良い場面を作ることはあったが、最終的には続行できないと判断。試合後には「まるで自分自身とシャドーボクシングしているようだった。身長198cmの相手はあまりに手強かった」と語り、自らの限界を認めた。
今回の敗戦は、オーストラリアの二世スター、ティム・チューにとって直近4試合で3敗目となった。元154ポンド王者のチューは、火曜日にSNSを通じて自らの敗北についてさらに思いを語った。
「この競技を始めたときから、“てっぺんまで登り詰めたい。途中で墜落して燃えても構わない”と思っていた」とチューは語った。「実際に俺たちは墜落して燃えた。でも、それでも前に進むんだ。うまくいくこともあれば、いかないこともある。大事なのは、結果そのものじゃなくて、“偉大さを目指す過程で、自分がどう変わっていけるか”だ。俺はその過程で別人のように成長できたと胸を張って言えるよ。」
チューが戦うジュニアミドル級は、実力者がひしめく層の厚い階級だ。しかし今後、彼が
ヴァージル・オルティス、
イスライル・マドリモフ、
セルヒー・ボハチュク、
ヘスス・ラモス・ジュニアといった
『ザ・リング』誌の同階級トップ10にランクインする精鋭たちと渡り合っていけるのかは、依然として大きな疑問が残る。
チューは昨年、セバスチャン・フンドラとの激戦で12回のスプリット判定負けを喫し、その後
バフラム・ムルタザリエフ戦では3回で4度のダウンを奪われ、KO負けを喫した。それでも
チューは、フンドラとの再戦前にジョーイ・スペンサーをKOで下し、復活の兆しを見せていた。
「決して楽な道ではない。でも、必ず報われる」とチューは語った。「フンドラの方が強かった。それは受け入れなければいけない。つらいけどね。全力は尽くした。でも前に進まなきゃいけない。目標は変わらないよ。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング』の主任ライター。X(旧Twitter)とInstagramで @ManoukAkopyan をフォロー。